51点しかとれなかったテスト、なぜか1秒で「満点」に早変わり その理由が天才すぎると話題に…
テストで半分の点数しかとれず、悲しんでいた友人。まさかの方法で「満点」を取得した、一発逆転の方法が話題となっている。
■「偶然に偶然が重なった」
120点満点の中間テスト、友達が51点で悲しんでたから満点にしてあげた!!! pic.twitter.com/Ywbt91vxLM
— なっつ。 (@nattsunyan) December 10, 2024
ことの経緯をめぐり、なっつさんは「先日行なわれた、大学の中間テストが返却された際の出来事です」「先生によると平均点は約60点らしく、友人は51点という結果にショックを受けていました」と振り返る。
続けて「私も友人の点数を見てリアクションに困ってしまい、どうにかして励まそうと考えた結果、51の1の下に点を打ち「5!点」とすれば満点になることに気づきました」と説明。
そして、「この講義の先生はテストを120点満点で作る傾向があり、偶然に偶然が重なった結果、120/120という形で満点にできたので、思いついた時にはとても興奮しました。友人も同じく大興奮だったので、結果的に励ますことができてよかったなと思っています」と、笑顔で語ってくれたのだ。
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■なぜこれで「51点」が「満点」に?
高校2年生の3学期以降、事実上「数学を捨てた」身としては、「何か数学的に面白いことが起こっているんだろうなぁ…」というのが、正直な感想であった。
そんなポンコツ文系男子の様子を察したのか、なっつさんは「今回使われている『5!』の『!』は、文章で驚きや感嘆などの感情を強調するときに使われるものとは違い、『階乗』という数学で用いられる記号になります」と、説明しだす。
「階乗」は一般的に「ある正の整数から1までの整数の積」を指し、例えば今回の「5!」ならば「5×4×3×2×1=120」という値になるのだ。
さらに、なっつさんは「学習するのは高校で、数学A『場合の数』という単元で学習します」「階乗の記号に『!』が使われている理由としては、『驚くほど大きな数になるから』という理由があるそうです」と、非常に丁寧に説明してくれた。
「階乗」に関する情報が完全に記憶から抜け落ちており、高校時代の先生に全力で謝罪したい思いである。森田先生、本当にごめんなさい。
テストの満点が「120点」で、且つ「51点」を取得した場合しか使用できないという、非常に限定的なテクニック。しかし人生、いつどこで何が役立つか分からないので、ぜひ世の文系諸君も「知的なライフハック」として覚えておこう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)