冷蔵庫にぶち込まれた大量のブロッコリー、意外な理由に衝撃走る 「知らなかった」と驚きの声も…
ブロッコリーを保存する際、実は野菜室では「温度が高い」と判明。野菜のプロは「チルド室か冷蔵室がベスト」と説明する。
寒い時期が旬に当たる野菜・ブロッコリーは、今まさに旬のど真ん中を迎えている。
少し前にX上では、ブロッコリーのプロによって明かされた「衝撃の事実」が人々を驚かせていたのをご存知だろうか。
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■ブロッコリー、どこで保存する?
今回注目したいのは、栽培面積ベースで石川県産ブロッコリーの約3割を1社単独で担っている農業法人「有限会社安井ファーム」が投稿したポスト。
11月26日(いいブロッコリーの日)に投稿された同ポストは「ブロッコリー、野菜室に入れてませんか!?」という書き出しから始まる。
続けて、「じつは野菜室で保管するには少し温度が高いため、ブロッコリーチルド室(入らなければ冷蔵室)がベストです」「野菜室では1週間足らずで黄色くなってしまうブロッコリーも、チルドなら2週間程度日持ちするので、是非お試し頂ければと思います」と、綴られていたのだった。
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■「知らなかった…」とネット民驚愕
ブロッコリーだけに限らず、「全ての野菜を野菜室で保存していた」という人は決して少なくないだろう。なにせ、名前が「野菜室」なのだ。
こちらのポストは投稿からわずか数日で1,000件以上もの「いいね」を獲得するほど話題となり、Xユーザーからは「すぐに冷蔵室に入れ直します」「知らなかった…」「ずっと野菜室に入れていた」など、驚きの声が多数寄せられる事態となった。
そこで今回は、ブロッコリーを保存する際に注意すべき点をめぐり、安井ファームに詳しい話を聞いてみることに。すると、ブロッコリーの「もう一つの弱点」が明らかになったのだ。
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■じつは「温度」以外にも注意点が…
「ブロッコリー、野菜室に入れてませんか!?」
実は野菜室で保管するには少し温度が高いため、ブロッコリーチルド室(入らなければ冷蔵室)がベストです
野菜室では1週間足らずで黄色くなってしまうブロッコリーも、チルドなら2週間程度日持ちするので、是非お試しいただければと思います… pic.twitter.com/LbbEShHWRp
— 有限会社安井ファーム (@yasuifarm) November 26, 2024
ブロッコリーを保存する際の注意点として、件のポストでは「温度の高さ」を挙げている。果たして他には、どのような点に注意すべきなのだろうか。
こちらの疑問について、安井ファームの担当者は「湿度です」と即答。続けて「最適保管温度は0℃、最適保管湿度は95%以上であるため、乾燥を防ぐために『ポリ袋に入れてチルド室に入れる』という方法をオススメしております」と、説明してくれたのだ。
また「ただし最新機種の冷蔵庫をお使いの場合は、野菜室でも同等の鮮度保持が可能とのことですので、その点も補足させて頂きます」とも、コメントしている。
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■写真を見て驚いた人も…
ちなみに、今回のポストは「ブロッコリーチルド室」というパワーワードが登場したり、冷蔵庫内に大量のブロッコリーが入った写真を使用した点でも注目を集めている。
これらの点について、安井ファームの担当者は「画像はあくまでも『分かりやすく発信するためのイメージ』として撮影したもので、ブロッコリーがたくさん詰まっている場所は一般家庭用の冷蔵庫です。冷蔵室およびチルド室に、ブロッコリーが入っている状態です」と振り返っていた。
身近な野菜が得意とする温度・湿度を調べてみると、新たな発見があるかもしれない。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)