藤川球児監督率いる阪神タイガース優勝奪回のキーマンは? 掛布雅之氏が指名「心配なのは…」
来年、優勝奪回を目指す阪神タイガース。OB会長に就任した掛布雅之氏が語るキーマンとは。
元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で、藤川球児監督率いる2025年の阪神が優勝するためのキーマンを語った。
■来年の藤川阪神を語る
藤川監督が就任し、新たな体制で臨む2025年の阪神について語った今回の動画。
掛布氏は同監督と対談した際の印象や、今オフ目立つ戦力補強をしてない理由などを明かし、「打線のつながりを考えたときに、6番打者が重要」と指摘し、来年起用したい選手を語った。
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■投手のキーマンは岩崎投手
その後、掛布氏は読売ジャイアンツがライデル・マルティネス選手を獲得し、大勢投手やケラー投手など、強力なリリーフ陣を形成する見通しであることに言及。
阪神のリリーフ陣について、「7、8、9回の上がり3イニングの1番最後は、経験からすると最初は岩崎優でしょ、 実績など考えると。その岩崎の今年の状態とかいろいろ考えると、連投が得意じゃないよね」と指摘する。
続けて「そう考えると、9回を抑えるピッチャーは岩崎という名前をみんなが挙げると思うんだけど、そこが投手陣のなかでは、不安な部分なのではないかなと思う」と岩崎投手を不安視した。
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■来年優勝する可能性は…
掛布氏は岩崎投手に「たぶん勤続疲労みたいなものもあると思います。だから良い形でキャンプ、オープン戦という時期を使って疲れを取り、それでいい形で開幕を迎えて」とコメントする。
さらに「岩崎で落とすと、勝ちゲームを落とすわけじゃないですか。今年もそういうゲームが何試合かあって、あれがなければ阪神の連覇もあったかもしれない。投手陣で1番心配なのは岩崎」と持論を展開。
来季については6番に起用したい選手と岩崎選手をポイントに挙げ、「このあたりがうまく1年間戦えれば、90周年の記念すべき年に、藤川阪神が優勝する可能性は大いにあると思う」とコメントした。
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■今季も優秀な成績を残しているが…
岡田彰布前監督が率いた2024年の阪神。抑えは岩崎優投手がおもに担当し、4勝4敗23セーブ17ホールド、防御率2.20。シーズン後半に打ち込まれるシーンもあったが、優秀な成績を残している。
また、ハビー・ゲラ投手もダブルストッパーとして起用され、1勝4敗14セーブ31ホールド、防御率1.55。来季もこの2人が8、9回を任される可能性が高い。
このほかにも2023年に45ホールド防御率1.09で最優秀中継ぎ投手となった湯浅京己投手や、島本浩也投手などが抑え候補に上がってくるものと見られる。