50年前のハッピーターン、意外すぎる誕生背景に驚き… 5割弱が「知らなかった」と判明

大人気のお菓子・ハッピーターン、その誕生背景には「50年前の社会情勢」が大きく影響していたのをご存知だろうか。

2025/01/06 04:45


12月30日より、マクドナルドの「シャカシャカポテト」に「ハッピーターン味」が登場。こちらの報せを受け、ネットユーザーからは喜びの声が続出している。

ところで読者諸君は、大人気商品『ハッピーターン』が誕生した「意外な理由」をご存知だろうか。


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■『ハッピーターン』が生まれた背景、知ってる?

ハッピーターン

Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女720名を対象としたアンケート調査にて、『ハッピーターン』の誕生に大きく影響しているトピックに関する質問を設けたことが。

調査の結果、最も多い回答は「当時の社会情勢」(51.7%)、次いで「当時の流行語」(31.5%)、「当時の流行歌」(16.8%)となったことが判明した。

ハッピーターングラフ

そこで続いては、『ハッピーターン』を製造・販売する「亀田製菓」に、同製品の歴史について詳しい話を聞いてみることに。すると、その名前に込められた驚きのエピソードが明らかになったのだ…。


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■「今から50年前の日本」と言えば…

『ハッピーターン』が誕生したのは、今から約半世紀前の1976年(昭和51年)のこと。

ハッピーターン(1976年発売当時)

特徴的な名前の由来について、亀田製菓のマーケティング戦略部・『ハッピーターン』担当者は「開発当時の日本は第一次オイルショックの影響により、不景気で暗い時代でした。そこで、当時の開発者たちは『幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)』ように、と願いを込めて『ハッピーターン』と名付けました」と、説明している。

『ハッピーターン』最大の特徴と言えば、「魔法の粉」と呼ばれることもある「ハッピーパウダー」。令和の現代でも衰えることのない魅力的な存在だが、発売当初は正に「革命的」な存在だったという。

担当者は「当時、おせんべいと言えば『堅焼きでしょっぱいもの』を中心としてお客様に親しまれていましたが、『ハッピーターン』は従来のイメージとは違う、『洋風の甘いお菓子のような味のおせんべい』をコンセプトに開発されました」と、振り返る。

そして「洋風のイメージを出すため、従来のおせんべいにはなかった『粉』を使用した味付けを行ない、甘じょっぱい味わいのハッピーパウダーが誕生しました」と、語ってくれたのだ。

見方によっては、時代を先取り「し過ぎていた」ようにも感じられるが、世間の反応はと言うと…。

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■低迷した売り上げ、なぜか「一発逆転」に…
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