50年前のハッピーターン、意外すぎる誕生背景に驚き… 5割弱が「知らなかった」と判明

大人気のお菓子・ハッピーターン、その誕生背景には「50年前の社会情勢」が大きく影響していたのをご存知だろうか。

2025/01/06 04:45



■低迷した売り上げ、なぜか「一発逆転」に…

亀田製菓の担当者は「『ハッピーターン』は元々、おせんべい市場を拡大するために開発されました。ビスケットのようなサクサクと軽い食感を生み出すため鉄板で焼いたり、当時のおせんべいでは非常に珍しい洋風の甘じょっぱい味わいのパウダーで味付けをしました」と、その特徴を改めて強調。

現代では老若男女問わず、多くのユーザーに親しまれている定番のお菓子だが、発売から数年間は売り上げが伸び悩んだという。やはり、その「革新性」に戸惑った人も少なくなかったのだろう。

そんな『ハッピーターン』に転機が訪れたのは、発売から3年が経った1979年(昭和54年)頃のこと。甘口の醤油を好む西日本にて、同製品の甘じょっぱい味わいが受け入れられ、徐々に口コミでその魅力が全国に広がっていったのだ。

こちらのエピソードを踏まえ、担当者からは「1976年の発売から49年間、大変多くのお客様から愛される唯一無二の味わいのお菓子として、ロングセラー商品へと成長しました」と、笑顔のコメントが得られている。


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■現代人には『ハッピーターン』が必要?

ハッピーターン

今回のアンケートでは、過半数が『ハッピーターン』の誕生背景を知っていたことが判明。こちらを受け、亀田製菓の担当者も「正解は『当時の社会情勢』です! 51.7%の方、お見事です!!」と、笑顔を見せる。

続けて、「半数以上の方々に『当時の社会情勢』とお答え頂いていることから、『ハッピーターン』が『お客様にハッピーが戻ってくるように』という願いが込められたお菓子であることが、多くの方に伝わっているのかな、と私たちもハッピーに思いました」とのコメントを寄せてくれた。

ハッピーターン

そして「これからも、『ハッピーターン』を召し上がる皆さまが思わず『ハッピー』になれるような商品の発売や、コミュニケーションを行なってまいります」と、今後の抱負を語ってくれたのだ。

物価高が続くなど、現代も決して「明るい時代」とは言い難い。そんな時代だからこそ、日々の生活で『ハッピーターン』を手に取ってみてはいかがだろうか。



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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年11月18日~2024年11月24日
対象:全国10代~60代男女720名 (有効回答数)
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