ヒートテックの寿命は「1年だけ」と誤解する人が続出、一体なぜ… 長生きのヒントをユニクロに聞いた
ユニクロのヒートテック製品は「3シーズンの使用」が買い替えの目安。この「3シーズン」の解釈をめぐり、ネット上では疑問の声が上がっている。
■ユニクロは「あくまで目安」と説明
前出の質問に対し、ユニクロ担当者からは「ヒートテックの着用シーズンで考えて頂きたく、目安として『冬3回』と考えてください」との回答が。
ただし、もちろん年によって寒い時期の長さは異なるので、必然的に着用回数は変わってくる。さらに言えば「秋から着用し始める人は、その半分の『1年半』になるのか?」といった疑問も生じることだろう。
こうした事情を踏まえ、ユニクロ担当者は「あくまで目安として、冬シーズンのみ着用される場合は3年程度、と考えて頂くのがよろしいと思います」と、説明していた。
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■重要なのは「着用回数」だけでなく…
これはヒートテックに限った話ではないが、着用回数だけでなく「保管状況」も、衣類を長生きさせる上で重要になってくる。特にヒートテックは、保温性能の寿命にも影響してくるのだ。
こちらについて、ユニクロ担当者は「ヒートテックは肌に密着することで、より温かさを感じられる商品なので、肌面との間に隙間ができてしまったり、生地が伸びてきたと感じたら買い替え時です。着用やお洗濯で、生地の劣化が進むとされています」と語っている。
ケアの方法については「洗濯ネットに入れて洗濯したほうが衣類同士の摩擦などのダメージが少なくなるため、長持ちに繋がります」と説明していた。
もちろん「ネットに入れれば3シーズン以上持つ」といった意味ではなく、そもそも「3年の着用」自体があくまで目安という点には注意。ヒートテックを着用する際の指標としてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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