とろサーモン久保田、若手芸人の“瞬間的なバズり”を批判 「何も結果が出てない」
とろサーモン久保田が賞レースでの優勝とSNSでのバズりを比較。ネタを磨く重要性を提言した。
21日放送の『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日)にお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶがメインMCとして出演。“SNSでのバズり”を狙う芸人に対し批判を展開した。
■賞レースの価値が…
放送ではピン芸人のみなみかわが、久保田と、ウエストランド・井口浩之に向け「芸人界への提言」を文字にして送るという内容。
読み上げられた文章には、お笑い賞レースの違和感がまとめられており、賞の乱立により優勝者の“価値”が薄まっているという問題点のほか、インパクトを残すことだけを目指した「ブランディング」になっている、という現状がつづられていた。
文中、名指しで指摘されていた一組が若手注目コンビのラパルフェ。同コンビはM-1グランプリ2024にて、ニューヨークの漫才を完コピするネタを披露。会場の爆笑を呼び、XやYouTube上で大きな話題となっていた(結果は準々決勝敗退)。
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■優勝することの重み
文章の最後には「M-1(優勝)こそ正義という風潮だった昔に戻しませんか?」と提言したみなみかわ。
その指摘に対して久保田は「M-1ファンは小手先だけの奴を受け入れるほど優しくない」と持論を展開。
若手芸人がSNSでの“バズり”に執着しすぎている現状について、「M-1に優勝してバズるってことはずっと続く。M-1が続く限り“歴史に名を残す”っていうこと」「結果が出てバズるのと、何も結果が出てないバズりは全然違う」と、その本質の違いを語った。
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■一回のバズよりもネタを磨け!
これに対して井口も「YouTubeで100万回再生されたとして、視聴率でいったら1%くらい。例えばM-1で優勝したら、今後出る番組出る番組ずっと数字が回り続ける。一回の100万再生なんて何でもない」と同調。
さらに久保田は、バズりを求めてネタをないがしろにする芸人に対して「思いついた動画で『バズりそうやな』ってすぐ腰を上げるけど、腰を据えてネタを作れバカ!」と語気を強めて“提言”していた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)