大谷翔平は2025年、盗塁数が激減する? ラミレス氏が今季の成績を予想「投手をやると…」
2025年は投手と野手の二刀流を再開する見通しの大谷翔平。ラミレス氏と和田一浩氏が、成績を予想した。
元横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネル『ラミちゃんねる』で、ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の「2025年の成績」を予想した。
■ラミレス氏と和田氏がトーク
昨年まで中日ドラゴンズの打撃コーチを務めていた和田一浩氏とラミレス氏が、実際にバットを持ちながら大谷選手の打撃を分析した今回の動画。
そのなかでラミレス氏が「大谷選手が2024年ホームランを50本以上打てたのは、投手に専念できたからだと思う?」と質問する。
これに和田氏は「ピッチャーをやり始めたら、ホームランは減るとは、正直思います。2025年は打席数も減るだろうし、投げることと打つこと、誰もやったことがないこをやっているので。(2024年は)打つことだけのMAXに近い数字が出たのではないかと思う」と語った。
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■盗塁数は減少と予想
ラミレス氏は和田氏の意見に同調したうえで「2025年は40本ホームランを打てるだろうけど、盗塁はMAXで25個ぐらいだろうね。もしピッチングをするなら、盗塁は怪我のリスクになるからね」と予想する。
この意見には和田氏も「走ることって、ものすごく体力が必要だと思うので。走れても、ピッチャーをやっているから体力を温存する。盗塁が1番下がると思う」とコメントした。
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■予想の根拠を説明
話を聞いたラミレス氏は「成績が下がる予想はしたくないけれど、これはあくまでも予想だよ。大谷のことだから二刀流でも50HR・50盗塁をやってのけ、投手としても20勝するかもしれないよ」と語る。
一方で「投手をやるとなると、盗塁は怪我のリスクだし、盗塁よりも投手として6、7回まで投げることが重要なので、そういう予想をしたよ」と説明した。
その後も和田氏と大谷選手のスイングやベスト体重を語り合ったラミレス氏は「2025年は40ホームラン、25盗塁ぐらい。できれば30HR・30盗塁をやってほしいけどね。投手としては10~15勝ぐらいできる。大谷ならそのぐらいの成績は可能」と予想していた。
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■2025年は二刀流再開の見通し
大谷選手は2023年9月に2度目のトミー・ジョン手術を受け、2024年は指名打者に専念。50ホームラン・50盗塁という、前人未到の記録を達成した。
2024年後半にはブルペンで投球練習を再開しており、今シーズン二刀流を復活させる見通し。投手としての体力を温存するため、「盗塁数が減る」という見方が多い。
ちなみに大谷選手が二刀流で臨んだシーズンの最多盗塁数は、2021年の26個。この年は投手として9勝2敗をあげ、46本のホームランを放っている。