片岡篤史氏、根尾昂を野手から投手に転向させた理由を告白 「大きな欠点が…」

立浪和義前監督のもと、野手から投手に転向した根尾昂。2軍監督とヘッドコーチを務めた片岡篤史氏が転向の理由を語った。

2025/02/13 18:00


片岡篤史

元日本ハムファイターズ選手で前中日ドラゴンズヘッドコーチの片岡篤史氏が、自身のYouTube『片岡篤史チャンネル』を更新。根尾昂選手を野手から投手に変更させた理由を語った。

【動画】根尾選手を投手にした理由を語る



■片岡氏と高木氏がトーク

立浪和義前中日ドラゴンズ監督のもと、2軍監督とヘッドコーチを務めた片岡氏に、ゲスト出演した高木豊氏は根尾選手が野手から投手に変更した経緯を質問する。

片岡氏は「それは言えませんよ」と苦笑い。高木氏が食い下がると「適正としたら、野手よりも投手のほうがいいだろうということですよね」とコメント。

すると「与田剛監督がやっているときに野手にして、立浪監督はピッチャーにしている。おたがい責任をなすりつけてるんじゃないかなという」と高木氏は指摘した。


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■内野としてはきつかった?

厳しい指摘に片岡氏は「いや、そんなことはない。立浪監督と十分話をしたと思う」と強く否定する。

そして与田監督時代、根尾選手がショートから外野にポジションが変更になったことを挙げ、「内野としてはきつかったと思う。外野にはタイプ的に同じ岡林勇希が1個下でしょ」と持論を展開。

また、ショートの守備については「ショートスローが厳しかったと思いますね」と分析した。


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■見切りをつけさせた要因は?

根尾選手の投手転向について高木氏は「1番野手に見切りをつけさせる、最大の要因ってなんだったの?」と質問する。

これに片岡氏は「3年間数字を見ても、やっぱり打率が2割届くか、 届かないかぐらいじゃないですか。もちろん高卒の場合は、そこからポンとよくなることもあるんですけど、やっぱり大きな欠点がある選手っていうのは難しいところがある」と説明。

続けて「根尾の場合はそこを考えて、ピッチャーのほうが可能性が高いという判断だと思いますね」と指摘。その後、片岡氏は根尾選手の「今後」や二刀流としなかった理由を明かしていた。


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■中学時代から名を轟かせた逸材

根尾選手は中学生時代から140キロを超えるボールを投げ、その名を全国に轟かせた逸材だ。大阪桐蔭高校でも投手と野手を兼任し、春夏連覇に貢献。4球団競合の末ドラフト1位で中日に入団した。

中日入団後は野手として3年間プレーするも苦しみ、立浪監督の提案で2022年途中に二刀流となり、2023年以降は投手専任となった。

投手としても、好投した試合はあったものの、現在のところ未勝利。今年の奮起が期待されている。

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