千賀滉大を中日はなぜ獲得しなかった？ 元スカウトが内情を告白「スポーツ店から電話が…」
地元愛知県生まれで蒲郡高校の野球部出身の千賀滉大。中日ドラゴンズが獲得できなかった理由を早川実氏が明かした。
元中日ドラゴンズ選手で長年コーチやスカウトを務めた早川実氏が、元広島東洋カープ・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』に出演。中日が地元出身の現ニューヨーク・メッツ千賀滉大投手を獲得しなかった理由を告白した。
■元スカウト早川氏が出演
高橋氏と元横浜ベイスターズ監督の牛島和彦氏、そして早川氏がトークをした今回の動画。
スタッフからスカウト歴20年のなかで「思い出に残る選手」を質問された早川氏は「スーパースターになったのは荒木雅博。左ピッチャーの野口茂樹、あとは楽天にいった則本昂大ぐらいかな」と語る。
また、「担当というよりも、チーフスカウトだから、みんなが見に行ったやつをまた見に行って『こいつは消していい』という役割になったから。自分で探して担当をしたのは荒木と野口」と明かした。
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■千賀投手を獲得しなかった理由は？
話を聞いた高橋氏は「千賀はどうだったの？」と地元愛知の蒲郡高校出身の千賀投手について質問する。
早川氏は獲得した福岡ソフトバンクホークスのスカウトも当初ノーマークだったことを告白し、「蒲郡のスポーツ店から、電話があって、こういうやつがいるよと。この辺の担当に聞いても、見てなかった。育成だったら、支度金200万円ぐらいでいいならということで採った」と内情を明かした。
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■中日のスカウトは怒られた？
千賀投手を見逃した形になった中日のスカウトに高橋氏は「東海地区じゃないですか、千賀って。スカウトは怒られないんですか？」と質問する。
これに早川氏は「怒られるというよりも、それを見て育成で採ったら怒っていいと思うんだよね。今は送り込むほうも、『育成でいいから採ってください』みたいになっているの、高校の監督も。会社も200～300万ならいいよとなっている」とコメント。
その後、早川氏は育成選手が増えている理由を明かしていた。
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■7年連続二桁勝利を達成
千賀投手は蒲郡高校時代、さほど注目された存在ではなかったといわれているが、複数球団がマークしていたという情報もある。
いずれにしても地元の中日は獲得リストに入れていなかったようで、2010年の育成ドラフト4位でソフトバンクに入団した。
高卒2年目から頭角を現すと、2016年から7年連続二桁勝利を達成。最多勝、最優秀防御率のタイトルも手にしており、「最も活躍した育成選手」といわれている。
