中日ドラゴンズが浮上するために必要なことは? 元ヘッド伊東勤氏が提言「軸になる選手が…」

井上一樹監督のもと、3年連続最下位からの巻き返しを図る中日ドラゴンズ。伊東勤氏が語る再建策とは。

2025/02/26 16:00


中日ドラゴンズ

元西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ監督で、中日ドラゴンズでヘッドコーチを務めた伊東勤氏が岡崎郁氏のYouTube『アスリートアカデミア』に出演。中日の2025年シーズンについて持論を展開した。

【動画】伊東氏が中日再建に必要なことを語る



■岡崎氏と伊東氏がトーク

岡崎氏と伊東氏が2025年シーズンのプロ野球を語り合った今回の動画。

今季、中日の新監督に就任した井上一樹監督について質問された伊東氏は、阪神タイガースや中日の2軍監督を務めた実績を評価したうえで「中日のチーム自体が固定選手を作れないんですよね」とチームの課題を指摘した。


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■「軸になる選手が足りない」

さらに伊東氏は「若い選手をあちこち使いながら、チーム力を上げていくのはもちろん、必要なんですけど、軸になる選手が足りない」とコメント。

今季の中日が採るべき作戦については、バンテリンドームがかなり広いことや、ドラゴンズの投手陣が揃っていることを挙げ、「なかなかホームランが出ないので、1点取りに行く野球をステップアップし、そこを掲げてやってほしい」と語った。


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■岡崎氏も同調

話を聞いた岡崎氏は「落合博満監督のときには、タイロン・ウッズとか和田一浩とか、核がいましたよね」と納得のコメント。

すると伊東氏も「軸がいましたよね。そこが出てくれれば、非常に助かるところではありますね」と語った。

その後伊東氏は中日のレギュラーキャッチャーを誰にするか、読売ジャイアンツの現状など、プロ野球の話題を解説していた。


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■3年連続最下位からの巻き返しを図る

立浪和義前監督時代に3年連続最下位という屈辱から巻き返しを図る中日。

昨年まで絶対的守護神だったライデル・マルティネス選手が巨人に、左のエース小笠原慎之介投手がメジャーに移籍。長年中心打者として活躍してきたダヤン・ビシエド選手も退団しており、戦力がダウンしているという声がある。

しかし3人の外国人投手を入団させたほか、ドラフトでは、関西大学から金丸夢斗投手、2位に即戦力が期待される西濃運輸の吉田聖弥投手を獲得し、投手力がさらに分厚くなったという指摘も。

課題の打撃陣は昨年3Aで3割30本を打ったジェイソン・ボスラー選手が入団。中田翔選手も春季キャンプで15キロ痩せた姿で登場しており、復活が期待されている。

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■伊東氏が中日再建に必要なことを語る
岡崎郁伊東勤アスリートアカデミア
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