柿の種:ピーナッツの比率、3割弱が勘違いしていたと判明 実は「6:4」は誤りで…

『亀田の柿の種』の柿の種:ピーナッツの比率を3割弱の人が「6:4」と勘違いしていることが判明。比率決定の経緯について、亀田製菓に話を聞いた。

2025/03/17 05:45


世の中には「黄金比」と呼ばれる、物事のバランスと調和の最適解が存在する。これらは先天的に備わっている場合もあれば、後天的に「比率を整えた」ケースもあるのだ。

さて読者諸君は、そんな黄金比を代表する『亀田の柿の種』の比率をご存知だろうか。


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■「7:3」と「6:4」のどちら?

サイモンとガーファンクルのデュエット、ウッチャンに対するナンチャン、高森朝雄氏の原作に対するちばてつや氏の『あしたのジョー』といった具合に、この世には「ベストパートナー」という表現では生温い、運命のコンビが少なからず存在する。

柿の種

柿の種とピーナッツのコンビ、いわゆる「柿ピー」も、そのひとつ。そこで今回は、全国の10~60代の男女720名 を対象としたアンケート調査にて、『亀田の柿の種』における、柿:ピーの比率に関する質問を設けてみることに。

柿の種グラフ

調査の結果、全体の72.2%が「7:3」と、27.8%が「6:4」と回答していたことが判明した。じつはこちらの黄金比が決定する背景には、様々な葛藤やチャレンジ精神が渦巻いていたのをご存知だろうか。


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■『柿の種』誕生の経緯に驚き…

同商品の歴史について、亀田製菓の担当者は「1966年(昭和41年)、当社で初めて『ピーナッツ入り柿の種』が発売されました」と、振り返る。

発売当時の柿の種

「柿の種」に「ピーナッツ」を入れた経緯は諸説あるが、創業当時の直売所で店番をしていた創業者の妻が、量り売りをしていた瓶詰の「柿の種」と「ピーナッツ」を混ぜてみたところ、とても美味しかったため、後の発売に繋がったと言われているそうだ。

その比率について、担当者は「発売当時は柿の種とピーナッツの割合は、7:3でした。その後、5:5を経て6:4の時代が長く続いていました」と、説明する。

長らく「6:4」の比率が固定となった同商品に転機が訪れたのは、2019年のこと。

柿の種

亀田製菓 担当者は「同年10〜11月にかけて、『亀田の柿の種』のベスト比率を『投票』形式でお客様に問う『私、亀田を変えたいの。キャンペーン「当たり前を疑え!国民投票」』を実施したところ、有効投票数25 万5,903 票、各年代・性別ともに『柿の種7:ピーナッツ3』の重量比が最多得票数を得たことから、本格的に比率変更の検討を開始し、2020 年3 月に新比率へのリニューアルを決定いたしました」と、当時の様子を振り返る。

そして2020 年5 月、満を持して「7:3 黄金バランス」の『亀田の柿の種』が、新たに誕生したのだ。さて、こちらに対するユーザーの意見はと言うと…。

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■「変更後」のユーザーの反応に驚き…!
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