花粉症ピークに着ると危険すぎる服、とんでもない理由に衝撃走る 約7割が「知らなかった」
花粉症のシーズンに着用すると、非常に危険な衣類の素材。コットン(綿)と比べて花粉の付着しやすさが「桁違い」であると判明した。
スギ花粉に加え、ヒノキ花粉まで飛散し始めた今日この頃。もはや「目を開けるだけで地獄」と感じている人も、少なくないはず。
そんな花粉症のピークの時期に「着用すると危険」な衣類が存在するのをご存知だろうか。
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■綿素材と比べて付着しやすい
その正体とは、ウールを使用したセーター類である。
Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女592名を対象としたアンケート調査にて、ウール素材は綿(コットン)素材と比べて、「花粉がどれほど付着しやすいか」という質問を用意したことが。
その結果、最も多い回答は「約5倍(付着しやすい)」(47.1%)で、その後は「約10倍」(33.8%)、「約2倍」(19.1%)と、続くことが判明した。
「約5倍」は、流石に考えるだけでも恐ろしい数値である。しかし、現実はさらに残酷ということが明らかになったのだ…。
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■他の素材と比べてもウールだけが…
環境省、厚生労働省による資料「花粉症対策 スギ花粉症について日常生活でできること」には、綿を100とした場合の、各素材による「花粉付着率」のデータが公開されている。
こちらの内容によると、「絹」は150(1.5倍)、「化学繊維」は180(1.8倍)、そしてなんと「ウール」は980倍(9.8倍)と判明したのだ。
約10倍もの付着率となり、これは文字通り「桁違い」の恐ろしさと言って良いだろう。なお、先のアンケート結果によると「約10倍」と回答していたのは、男性より女性の方が多いと判明している。
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■屋内に入る際は注意
つい先日まで都内でも降雪が見られるなど、冬に逆戻りしたような寒さが断続的に確認されていた。
しかし先週末ごろから本格的に春の暖かさが感じられるようになり、「既にセーター類は着用していない」という人も多いことだろう。
とは言え、早朝や夜間はまだまだ冷えるのが正直なところ。やむを得ずウール系のアイテムを着用する際は、建物に入る前にしっかり花粉を落としておいた方が安全だ。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年3月11日~2025年3月16日
対象:全国10代~60代男女592名 (有効回答数)
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