対馬の神社、崇敬者以外の撮影・観光が禁止に “理由”に納得の声「アウト」「仕方ない」
長崎県対馬市の和多都美神社は、氏子・崇敬者以外の境内への立ち入りを禁止することに。「神社運営の危機を感じざるを得ません」と伝えた理由は…。
長崎県対馬市にある和多都美(わたづみ)神社が23日、インスタグラムを更新。外国人による「極めて重大かつ許されない不敬行為」を報告した。
■職員への暴言・暴力も
同神社では同日より、氏子・崇敬者以外の境内への立ち入りを禁止。さらに「海中鳥居も含め、神社の建物、工作物等、すべての写真撮影、動画撮影、ライブ配信等を禁じます」「国内外バスツアーを含め、観光目的での参入を全てお断り申し上げます」とした。
神社では22日午後4時頃、「極めて重大かつ許されない不敬行為」が外国人によって行われたとのこと。何度も市役所や観光物産協会、警察に相談してきたが解決には至らず。
「職員一同、神域を荒らされるというたえがたい精神的苦痛に加え、職員への度重なる暴言、暴力には、神社運営の危機を感じざるを得ません」とコメント。「インバウンドが日本人が大切にしてきた場所とモノと人を壊して行く様は、日本文化の崩壊にほかなりません。遺憾の意をここに表明し、神社と人の心を守るために行動させていただきます」と説明した。
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■崇敬者以外の「テーマパークだとか…」
続く投稿では「崇敬者(すうけいしゃ)とは、神様に対する尊崇、崇敬の念をもってきちんとお参りしてくれる人のことです。そういう心をもった方々はどうぞご自由にご参拝ください」と伝える。
写真撮影等については「崇敬の念ある方はどうぞご自由にお撮りください。聞かれたときは、どうぞ〜とお答えしています。逆にいえば、テーマパークだとか、写真ばえするだけの場所としてしかみていない参拝しない方々は崇敬者ではないということです」と記した。
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■たばこのポイ捨て相次ぐ
SNS上では「その判断が賢明なのは間違いないが、そこまで言わせるレベルって何したんやそいつら…」「すべての寺社仏閣がこの対応でいいんじゃね?」「多少の無礼は見逃してくれるだろうけど『侮りや不敬』はアウトよ」「仕方ないです。県も警察も何もしませんでしたから」と神社の対応を支持する声が目立っている。
以前から同神社周辺では、たばこの吸い殻のポイ捨てが相次いでいた。昨年7月の投稿では「昨夜のタバコ大量不法投棄はそのままにしています。14:22現在の様子 どうするのかなと放置中 対馬市は見にもこないし、拾いにもきません 市役所の職員もこのSNSを見ているでしょう。なぜ放置するんですか?」とつづっていた。
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