ローランドの美容クリニック閉院を受け… 高須幹弥院長、ある美容クリニックが増えていると苦言 「情弱ビジネス」
グレーゾーンの医療広告が増えていることにも「厚生労働省がちゃんとメスを入れないと」と苦言。
高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長が12日、自身のYouTubeチャンネルで動画を更新。昨今増えている“美容クリニック”について言及し、「やめてほしい」と本音をこぼしました。
【動画】グレーゾーンの医療広告が増えていることにも「厚生労働省がちゃんとメスを入れないと」
■ローランド経営の美容クリニックが閉院
今月21日、ホストで実業家のローランドさんが自身が経営する美容クリニック「RBC BEAUTY CLINIC」を1月で閉院したと報告。年間、億単位の赤字を計上していたことで2年ほどで撤退したことを説明しています。この件を受けて、幹弥さんは動画を公開。
ローランドさんは閉院にあたり、従業員には給料を支払っていることや顧客への返金対応もしているとしています。これに幹弥さんは「酷いクリニックは従業員にも知らされず、突然閉院する。契約者にもお金が戻ってこないところもたくさんある」「最低限の閉め方はしてる」と語りました。
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■「おかしいとずっと思ってる」
ただ、2年ほどで閉院したことには「そんなもんだよね」と話す幹弥さん。近年、インフルエンサーがプロデュースする美容クリニックが増えていることに「僕個人の意見としては、情弱ビジネスだと思っています」と本音を吐露。
「医療の結果というのは、9割以上は医者の腕で決まる。だから本来、患者さんは医者で選ぶべき」「ローランドさんには申し訳ないけど、“ローランドで選ぶ”というのはおかしいと思う。プロデュースしてるインフルエンサーで医療機関を選ぶって、おかしいとずっと思ってる」と苦言を呈しました。
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■「覚悟を持ってやっている」
「医療従事者じゃない、芸能人やインフルエンサーがプロデュースするクリニックはやめてほしい」と、医療行為を施す分野に参入してきていることに懸念を示す幹弥さん。
「僕ら医療従事者は、自分の名前でクリニックをやっている人はそれなりの覚悟を持ってやっている」「軽い気持ちで美容クリニックを開業するのはやめてほしい」と訴えました。
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■医療広告「ちゃんとメスを入れないと」
また「最近多いのが、医者じゃない人が出資してクリニックを立ち上げて、インフルエンサーに宣伝してもらう」「インフルエンサーには、大体売上の10%を払いますよっていう契約をしている。いわゆる案件」と裏側を暴露。
「医療機関で“案件”ってグレーゾーンなんですよね」と、医療広告のガイドラインでは対価を払って宣伝してもらう…という行為はアウトだと説明し、「厚生労働省がちゃんとメスを入れないといけないんですけど…」と語りました。
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