ひろゆき氏、相次ぐ“プール授業廃止”に「いかがなものか」と苦言 「命を守るという教育をないがしろに…」
「肌を出したくない」という生徒に配慮…という背景に、ひろゆきさんは「大人が教育をする上でやってはいけないこと」。
2ちゃんねる創業者で実業家の西村博之(以下、ひろゆき)さんが24日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を実施。
水泳の授業を廃止する学校が増えるなか、その理由として語られている内容に、ひろゆきさんは「いかがなものか」と教育に苦言を呈しました。
【動画】プール授業廃止の背景に「大人が教育をする上でやってはいけないこと」
■相次ぐ水泳授業の廃止
昨今、水泳の実技授業をやめる学校が増えていることが話題にあがっていますが、21日配信の朝日新聞もこの件をピックアップ。熱中症リスクやプールの老朽化のほか、「肌を出したくない」という思春期の生徒に配慮したという背景もあると報じています。
視聴者からこの件について意見を求められたひろゆきさんは、そもそも学校で水泳を教えるようになったキッカケについて語りました。
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■「原因を子供のせいに…」
1955年5月に起きた「紫雲丸沈没事故」では、泳ぎ方を知らない子供たちが多数犠牲に。この事故があったことで水難事故を防ぎ、安全に水と親しむための水泳の授業が広まっていきました。
ひろゆきさんは「そういうアクシデントというのは生きていれば発生する可能性があるので、ある程度泳いでいられる…救援が行くまでの30分泳げるだけで、大体生き残れるんですよ」と説明。
「老朽化やコストダウンが理由だけど、子供たちがやりたくないって言ってるからそれに乗っかる…みたいな。原因を子供のせいにするっていう構造になってる」と伝えました。
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■生き残るのと恥ずかしい、どちらが重要か
続けて「子供がなにか言ってるからやめるというのは、大人が教育をする上でやってはいけないことだと思う」「宿題やりたいくないから宿題やめます、とかダメでしょ? 子供の気分とかどうでもいいと思ってる」と持論を展開。
「肌を露出するのが恥ずかしい」という思いには理解を示しながらも、「泳ぎを習得できたら、生き残れますよ。生き残るのと恥ずかしいのとどっちが重要なのか教えるべき」と訴え。
「恥ずかしいという感情を優先して、命を守るという教育をないがしろにするのは、いかがなものかと思ってます」と考えを述べました。