スギ薬局はスギ花粉とグルなのか、2割の人がムズムズした経験あり スギ本社は「回答控える」
花粉症の時期になると毎年、「スギ薬局はスギ花粉とグル」という説が囁かれる。調査の結果、一定数の人が「スギ薬局」から「スギ花粉」を連想すると判明した。
花粉が飛び交うこの時期は耳鼻科やアレルギー科、ドラッグストアのお世話になる人が多い。
なお、毎年花粉症のシーズンになると「スギ薬局はスギ花粉とグル説」が浮上するのをご存知だろうか。
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■「スギ薬局」という名前にムズムズ
一口に「花粉症」と言っても、人によって苦手な樹木はそれぞれ。
しかし、最も多くの日本人を苦しめる「花粉界の親玉」を挙げろと言われれば、やはりスギ花粉一択となるだろう。今年も元気に飛散し、人々に地獄を味わわせている。
そしてこの時期、ネット上で飛び交うのが「スギ薬局」と「スギ花粉」の名前の共通点。「スギ花粉による花粉症の薬を『スギ』の名を冠した薬局へ買いに行く」という行為に、疑問を覚える人々が少なからず存在するのだ。
毎年のことだが、花粉症の薬を買いにスギ薬局に行くのは勇気がいる。
— デーブ・スペクター (@dave_spector) February 26, 2025
2月末には、タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが自身のXアカウントより「毎年のことだが、花粉症の薬を買いにスギ薬局に行くのは勇気がいる」と発信。多くのユーザーから、共感の声が上がっていた。
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■スギ薬局はスギ花粉とグル?
中には「スギ薬局がスギの木に花粉を出させて、花粉症の薬の売り上げを伸ばしているのでは」といった具合に、スギ薬局とスギ花粉の癒着や、マッチポンプを疑う過激な説も少なからず浮上している。
なお以前、Sirabee編集部では全国の10~60代の男女592名を対象としたアンケート調査にて、「スギ薬局とスギ花粉」に関する質問を用意したことが。
調査の結果、スギ薬局の名前を見て「スギ花粉を連想した経験がある」と回答した人は、全体の19.9%と判明したのだ。
性年代別の回答を見ると、男性より女性の方が「経験あり」回答の割合が大きいと分かる。
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■決してグルではないようだが…
こうした事態に対し、スギ薬局にも思うところがある模様。
毎年この季節、花粉症の皆さまをムズムズさせてしまう店名なので、今年は期間限定で本アカウント名を
「 #スギ花粉からみんなを守る薬局 」に変更しました🐶😸そして、花粉と戦うみなさんを全力応援するためにロート製薬 #アルガード とタッグを組んで、花粉対策応援キャンペーンを実施中✨… pic.twitter.com/tVZmFQpJFx
— スギ薬局【公式】(スギ花粉からみんなを守る薬局) (@SUGIofficial_JP) February 5, 2025
2月には、Xアカウントより「毎年この季節、花粉症の皆さまをムズムズさせてしまう店名なので、今年は期間限定で本アカウント名を『スギ花粉からみんなを守る薬局』に変更しました」と、思い切った改革を発表している。
現在は「花粉対策応援キャンペーン」なる企画も実施しているようだ。
そこで今回、たびたび波紋を呼んでいる「スギ薬局」という名前の由来、および前出のキャンペーンの詳細をめぐり、「スギホールディングス」に取材を打診したが、残念ながら同社からの回答は得られなかった。
スギ薬局は決して「スギ花粉とグルではない」と信じたい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年3月11日~2025年3月16日
対象:全国10代~60代男女592名 (有効回答数)
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