「花粉症でお腹を壊す」説、判明した事実に驚き 医師が推奨する食べ物は…
花粉シーズンになると、お腹の不調を訴える人も多い。花粉との関係はあるのか、医師に取材した。
花粉シーズンも、折り返し地点に差しかかっている。まだまだ、鼻水や目のかゆみに苦しむ人も多いことだろう。この時期、ネット上では「花粉で下痢になった」など、お腹の不調を訴える人が見受けられる。花粉との関係は…。
■まだまだ油断できない花粉
スギ花粉は、2月から4月にかけて大量飛散する。東京都は、今春の花粉の飛散量は昨春と同程度、例年の1.2倍程度と発表している。
3月も残すところわずかだが、花粉飛散量が「極めて多い」「非常に多い」と予想される地域も多い。3月後半から5月にかけてはヒノキ花粉も飛ぶため、まだ花粉症の辛い時期は続きそうだ。
関連記事:『家事ヤロウ』大泉洋が作っていた「パスタ」が最高 “調味料3つ”で激ウマに
■お腹の不調を訴える人も
花粉症の症状は、鼻水、目のかゆみ、くしゃみ等が一般的。ただ、花粉シーズンにお腹の不調を訴える人が多い。
ネット上では、「花粉症なのか、この時期よく下痢する」「花粉症というか、アレルギーでお腹壊したりする」「関係あるか分からないけど花粉でひどい便秘になる」「この時期はいつもお腹の調子悪い」といった声が多数あがっているのだ。
関連記事:マツコ絶賛、卵焼きに「あるもの」入れると激ウマに すでに約3割が実践していた
■医師に聞いてみると…
記者も幼少期から花粉症を患っているのだが、たしかにこの時期、食事等の心当たりがないのにお腹を下すことが少なくない。春先に猛威を振るうスギ花粉によって、下痢や便秘になることはあるのか。
新生児から高齢者、妊婦まで診る札幌のアルバアレルギークリニックの続木康伸院長に話を聞いた。
続木院長は、「花粉症は眼や鼻のアレルギー症状だけだと思われがちですが、花粉症に関連した果物・野菜アレルギーを代表とするように、全身に症状がでます。特に今年は、眼、肌、呼吸に症状がでる方が多い印象です。中には、倦怠感や腹部症状を訴える方もいます。頻度は少ないですが、花粉症の症状として現れることがあります」と語る。
全員に当てはまるわけではないものの、やはり一部お腹の不調につながる人もいるようだ。
関連記事:笠原将弘さんの最高においしい「小松菜の食べ方」 旨味たっぷりでご飯が止まらない
■おすすめの食べ物は…
通常、お腹の調子が優れない際は胃腸薬を服用するのがベター。
花粉症による下痢の時も、市販の胃腸薬を飲むべきか尋ねたところ、「根本が花粉症の症状なので、胃腸薬では改善しません。花粉症自体の根治を目指す免疫療法をお勧めします」(前出・続木院長)という回答が寄せられた。
ただ、前出の続木院長は「アレルギー症状の緩和が期待できるもの」と前置きした上で、お腹の不調を和らげる可能性がある食べ物を挙げる。
「ヨーグルトや納豆などの発酵食品は、腸内環境を整える乳酸菌が含まれているので、免疫力をよい方向に整えることが期待できますし、イモ類に含まれるデンプンは腸内環境を整える効果があります。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類はビタミンCが豊富で、抗酸化作用があります」(前出・続木院長)。
こうした食べ物を中心にメニューを考えてもいいかもしれない。まだまだ花粉シーズンは続くが、対策を徹底して乗り切りたいところだ。
関連記事:大谷翔平を支える最強野菜「ブロッコリー」 最高においしい“食べ方”が話題に…
■Amazonセールは「花粉症対策グッズ」がお得
ちなみに今週末、Amazonでは期間限定「スマイルSALE新生活FINAL」(3月28日9時〜4月1日23時59分)を開催しており、多数の“花粉症対策グッズ”が割引価格で販売されている。
期間中の買物で最大9.5%が還元されるポイントアップキャンペーンも実施中なので、花粉症に恐れながらの買い物を回避したいかたはぜひこの機会に…!
この記事は2023年4月11日に公開された記事を編集して再掲載しています。
・合わせて読みたい→笠原将弘さんの最高においしい「小松菜の食べ方」 旨味たっぷりでご飯が止まらない
(文/Sirabee編集部おすすめ)