フライパンから剥がれる真っ黒な物体、もしも食べてしまったら… 6割の人が「勘違い」していた
使用しているうちに焦げて剥がれるフライパンのコーティング。うっかり食べてしまった場合、人体に悪影響は無いのだろうか。
フライパン買い替えの目安となるのが、コーティングの剥がれ具合。ときには剥がれたコーティングが調理中の食材に付着し、誤って食べてしまうケースも考えられる。
いかにも苦そうな外見をしているが…果たして、人体に悪影響は無いのだろうか。
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■「ふっ素樹脂」は体に悪いと思う?
Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女684名を対象としたアンケート調査にて、フライパンの「ふっ素樹脂」に関するアンケート調査を実施したことが。
その結果、剥がれたふっ素樹脂を食べてしまうのは「危険だと思う」と回答したネットユーザーは、全体の63.2%と判明したのだ。
また性年代別の回答を見ると、男性より女性の方が「危険」と感じている傾向があり、特に30〜50代に顕著だと分かる。
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■「焦げた異物」はやはり不安?
食事(食材)と非常に密接な「調理器具」に使用されていることを考えると、人体に悪影響があるとは考えにくい。
しかし「焦げたものを食べると癌になる」という、科学的根拠のない都市伝説も存在するように、「真っ黒に焦げた異物」に言い様のない不安を感じる人もいることだろう。
さらに言えば見栄えの観点からも、フライパンの中身を皿に移す際、できることなら剥がれたふっ素樹脂は全て取り分けてしまいたい。しかし、外見が「焦げた野菜」に酷似しているケースも少なくなく、全てを取り分けるのは難しいものである。
そこで今回は、万が一「ふっ素樹脂を食べてしまった」場合の人体への影響について、調理用品メーカー・和平フレイズに話を聞いてみることに…。
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