街中で遭遇したLUUP、とんでもない駐車位置にギョッとした 「管理が雑すぎる」と怒りの声も…
敷地内のポートをはみ出して路上に駐輪されたLUUPの自転車に、疑問の声が続出。区の担当者は「事故の危険性が高まるため問題である」と言及する。
「車」を筆頭に、危険を伴う便利なものには厳しいルールが必要である。法令が無視された場合、そこに残るのは「個人の利便性」だけで、「交通機関の混乱」という大きな社会問題を引き起こしてしまう。
現在X上では、都内某所で発見された電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の駐輪位置に、疑問と驚きの声が多数上がっているのだ。
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■こんな場所にポートを設置…?
今回注目したいのは、Xユーザー・のぶゆきさんが3日に投稿したポスト。
「いやいや、LUUPさ。どこにポート作ってん、これはもう公道すぎるでしょ」と綴られた投稿には、建物の敷地内にある段差部分に設置されたゴムポートの写真が添えられている。
本来であれば、同ポート上に電動キックボードや電動アシスト自転車が駐輪されるのだが、こちらのスペースは非常に狭い。そのため、LUUPの自転車はポート上でなく、道路上に駐輪されていたのだ。
ポスト本文は「雨に濡れたら滑って置けないようなポートは、全部廃止で。もう1回、1万箇所のポート再点検し直してくださいね」と、締められている。
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■「考えなしで設置している」と非難の嵐
そもそも自転車どころか、ポートを設置するための十分なスペースが確保できているとすら言い難い状況。ポートも半分近くが段差部分にはみ出ている有り様である。
こちらの光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日で3,000件以上ものリポストを記録する事態となった。
Xユーザーからは「ポートの設置場所の確認を怠ったLUUPはもちろん、考えなしで設置している土地建物の所有者も糾弾されるべき」「違法駐輪で撤去で良いでしょ」「道路交通法違反では?」「この設置の仕方は、さすがに雑すぎる」など、疑問と怒りの声が多数寄せられている。
ポスト投稿主・のぶゆきさんに話を聞いたところ、こちらの光景は3日15時ごろ、東京23区内の某所にて目撃したものと判明。
現地の様子について、のぶゆきさんは「雨が降ったり止んだりしており、ポートへ駐輪できなかったものと思います。しかし、そもそもゴムポートが敷地内のスペースからズレて、公道にはみ出していました」と、振り返っていた。
そこで今回は、渦中のLUUPが設置された区の土木管理課「自転車対策係」に問題の状況について話を聞いてみることに。加えて、記者自身も現地へと足を運んだ。
その結果、衝撃の事実が判明したのだ…。
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