誰だか分かんないけど友達?Facebookの“友達”は本当に友達なのか、300人に調査!
「あなたは誰かのともだち」―。今年の10月頃から放映された、このコピーが流れるテレビCM、みなさんは見たことがありますか? 「ともだち」というコンセプトをもとに作られた、Facebookのコマーシャルです。
長らく衰退気味とも噂されながら、いまだ日本では人気の高いFacebook。そんななか流れたこのCMですが、その内容に疑問や違和感を持つ声がネット上で多数あがっています。Facebook上の友達は、みんな本当に友達なのか…? Facebook側の思うFacebookの使い方と、実際にみんなのFacebookの使い方って違うんじゃない? このCM、リア充向けか…など、様々な意見が見られました。
では実際のところ、“Facebook上の友達”は、本当にユーザーのみなさんにとって友達なのでしょうか? そんな疑問をもとに今回、アンケートサイト「マインドソナー」を使い、319名を対象に以下のようなアンケート調査を実施ました。
■Facebookを使っていて、タイムラインに出てくる友達に「あれ、この人覚えていない」という人が出てきた事がありますか?(集計期間:2014年12月2日~12月3日)
・YES:29.5%
・NO:70.5%
このように、およそ3割のFacebookユーザーは、極端に言えば「誰だこいつ?」と思っている人とFacebook上で友達として繋がっている、という結果になりました。
“ともだち”って、そもそもなんなんだろう…? そんな疑問が浮かぶ結果といえそうです。実際に思い出せない友達がタイムラインに出てきたことがある人たちの声を聞くと、
「パーティーとかで初めましての人に気軽にFacebook教えたりするけど、後日タイムラインに出てきて、『誰だっけこの人…?』ってなるときが多い」
「大学の新歓期とか、初めて会う人とFacebook教え合ったりしてたけど、結局その後会う機会なくて、久しぶりにタイムラインに上がって誰だこの人…ってなる」
「申請きて、誰か分からないけど共通の友達が何人かいたから承認したけど、『誰か分からない』っていう感情が永遠に消えなくて困る」
といったエピソードが聞かれました。これらの他にも、仕事で1回だけ会った人、旅先で会った人、といったパターンも。多くの場合、初めて出会う人と名刺交換感覚でFacebookのアカウントを教え合っているようですね。
Facebookの友達の中に“本当は友達じゃない人”が存在する人が少なくとも3割いる…。この数字を見ると、CMに疑問を持つ人が多くいることも納得しちゃいますね。
(文/しらべぇ編集部・永久眞規)