【憧れのグルメ】「ミシュラン3つ星店」経験者は18.5% 格差社会の現れか?
12月5日、8年目となった『ミシュランガイド東京』が今年も発売された。2012年に17店を数えた「3つ星」は、昨年より1つ減らして12店に。さらに、2つ星53店、1つ星161店、ビブグルマン325店の計551店が選ばれた。
星はつかないが「5000円以下で楽しめる質の高い店」を紹介する「ビブグルマン」には、今年から和食ジャンルが加えられ、その中にはミシュランガイドに初めて「ラーメン店」も掲載された(掲載は22店)。ミシュランは、もはやすっかり定着して、この季節の風物詩となりつつあるようだ。
■『ミシュランガイド東京』3つ星店の推移
ちなみに、グルメ口コミサイト「食べログ」の東京都エリアで登録されている飲食店は、123,479店(12月8日現在)。ここにはチェーン店なども含まれているため、ざっくりの概要になるが、ミシュランガイド登録店は以下のような厳しい倍率で選ばれていることがわかる。
■「ミシュラン掲載店」の全飲食店(東京エリア)に占める割合
3つ星店は、約1万店に1軒。高級レストランが、星の数に一喜一憂するのもうなづける。
では、これだけ選りすぐられたミシュラン掲載店に「行ったことがある人」は、どれくらいの割合なのだろうか? 気になって仕方がないしらべぇ編集部では、「3つ星店に行ったことがある人」に絞り、アンケートサイト「マインドソナー」で調査してみた。
Q.「ミシュラン3つ星店」に行ったことがある?
正直、驚いた。約5人に1人が「ミシュラン3つ星店に行ったことがある」と回答。もし回答者が見栄を張っているのでなければ、3つ星店などとんとご縁のない編集部とは、かなりの「格差」があることが浮き彫りになった。
読者の皆さんの感想は、いかがだろうか? 筆者としては、5000円以下のビブグルマンの中でも手が届きそうなラーメン屋あたりから攻めてみて、「俺、ミシュランの店いったぜ!」と胸を張ってみたい。
格差社会にも対応する、ミシュランガイドの懐の深さを実感した調査であった。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)