「花見=桜」は決めつけ?ほかの花で楽しむ人の傾向が判明
都内では、暖かくなり始めた3月末から桜が咲き始め、この週末はお花見もピークだ。現代で花見と言えば「桜」、それもソメイヨシノがメインだ。しかし、桜以外の花見もある。
たとえば、菅原道真ゆかりの天満宮に植えられた梅や、揺れる紫や白の房が目に鮮やかな藤棚を見に行った人もいるはず。
画像をもっと見る
■花見の起源
花見の花が桜になったのは、江戸時代からだと言われている。それ以前は、梅や桃がもっぱらだった。
しかし、それ以外の花を目当てに人が集まることも多い。有名なところでは、藤、椿、菊、ツツジ、アジサイ、アヤメ(ショウブやカキツバタも)など。
さらに地域おこしの一環として、遊休地などを利用し花を栽培しているところも。ポピー、コスモス、チューリップ、菜の花などが、来る人の目を楽しませている。
関連記事:お花見シーズン到来!花見客の「不快な行動」ランキング
■高齢男性は花が好き?
しらべぇ編集部がアンケート調査をした結果によると、「桜(ソメイヨシノ)以外の花見をしたことがある」と答えたのは全体で40.8%。
性年代別では、20代では男女とも5人に1人にも満たないものの、年輪を重ねるごとにいろんな花に興味が出てくるようだ。
とくに、男性は60代で大きく伸びている。仕事の一線から退いたこの年代の男性たちは、花に目を向ける余裕が生まれるのかもしれない。
関連記事:【冬の沖縄】桜の名所になぜ宴会スペースがない?冬のお花見で宴会をしてみた
■車で先生とお花見デート…?
またアンケート調査の結果、「自動車を所有している」「交際経験がある」と答えた人に、ソメイヨシノ以外で花見をしたことがある人が多めだった。
前者は、行動範囲を意味すると考えれば当然だろうか。また後者は、異性とのデートで梅林やチューリップ畑に行ったことがある人もいるのかも。
そして「先生」と呼ばれるような職業に就いている人は、先のふたつを超えて桜以外の花見の経験者が多いと明らかに。
先生と呼ばれる職業には、教師のほか医師、弁護士、政治家などがある。また教職のひとつとして、茶道や華道のような芸事の先生もいるだろう。そうした人たちであれば、桜以外の花に興味を持つ人も多そうだ。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1,352名