転職経験者に聞いた「信じてはいけない上司の言葉」6選
6日、とあるツイッターユーザーの転職に関するツイートが大きな注目を集めた。
ツイートによると、ユーザーが会社を辞める際に当時の上司に「ここで頑張れないならどこに行っても同じことの繰り返し」という内容のことを言われたそう。しかし、転職した現在、投稿者は充実した毎日を送っている模様だ。
https://twitter.com/crazybabynon/status/717407835223515136
入社シーズンもあってか、7日現在で1万リツイートに及ぶ勢いである。
■信じてはいけない上司の言葉とは?
上司と部下、それぞれ考え方の違いがあるのは当然だが、上のような言葉を言われたら部下がおびえるのも無理はない。
しかし、転職経験者に聞くと、時に「上司の言葉は信じないほうがいい」こともあるそうだ。しらべぇ取材班は転職経験者たちに話を聞いた。
①新卒3年以内に辞めても転職なんてできない
「これは新卒入社の人に向けてしばし言われる言葉。他の会社に入ったことのない若い社員たちは信じてしまいがちです。
たしかに、短い期間での退職は決してイメージがいいものではありません。しかし、転職先は意外とあるもの。私は前職場よりずっと快適なところで働いていますよ」(25歳・男性)
②逃げ癖がついちゃうよ
「給与や待遇に見合わない労働だから辞めるのに、すぐに個人の人格や能力のせいにする」(26歳・女性)
③君のことを思って言ってるんだよ
「きつく言う人もいれば、優しく接してゆする人もいます。でも、裏では人事とつながっていて、強弱で辞表回避させようとしていた。お前ら警察の取り調べかよ」(25歳・男性)
④採用にいくらかかったと思ってるんだ?
「入社半年で辞める時、『お前を採用するのにいくらかかったと思ってる? まだ少しも稼いでないだろ?』と、まるで詐欺師かのような口調でした。でも、そんなん知らんがなって感じ」(23歳・女性)
⑤次の会社では迷惑をかけないように
「私の場合、直属の上司がモラハラ野郎で、完全なるケンカ別れ。実態としては土日の出勤強制や、職務に関係ないような人格否定の連続だったのですが、人事部には伝わっていなかった。
むしろ、『今回はあなたのせいでかなり迷惑をこうむりました。次に行く会社では社会人としての責任をしっかり持って、人様に迷惑をかけないようにしてください』という、酷い言われようでした。
ブラック企業で残業代を出さないくせに、なぜそこまで言われなければならないのかと当時は怒り心頭でしたね」(25歳・男性)
⑥この業界で仕事させなくするよ
「辞める時に当時の社長に『この業界で仕事できないようにするよ』と言われました。でも現場は『はやく辞めろ! お前はこんなところでくすぶってる人間じゃない』と言われて辞めました」(29歳・男性)
もちろん、すべての上司や人事、先輩社員が上記のようなことを言うわけではないし、中には心から自分のことを思って言っている可能性もある。
とはいえ、長時間労働は心身ともにリスクが高く、仕事を続けたせいで体を壊したり、うつ病を発症する可能性もあるだろう。そう考えると、上記の信じてはいけない言葉たちも、あながち間違っていないのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・岡本拓)