業者が外国人女性を斡旋?嫁不足地域の変わったお見合い事情
お見合いといえば「会場は料亭、参加者は皆正装」といった、やや堅苦しいイメージを持っている人もいるかもしれない。
昨今では、そうした形ではなくお見合いパーティーなど気軽な形式で行われるものもあるようだが、とある田舎にはそのどちらにも当てはまらないちょっと変わったお見合いが存在するという。
しらべぇ編集部では経験者の40代男性に話を聞いた。
■どんなお見合いなのか?
「私が住む地域では、40代~50代の独身男性に中国人や韓国人、フィリピン人の独身女性を紹介するというお見合い業者がいるんですが、その業者はなぜか独身男性の自宅の電話番号を知っていて、突然『独身なら一度お見合いしてみないか?』と電話をかけてくるんです。
言うなればテレアポのような形でお見合いに勧誘してくるのですが、その業者の紹介で結婚に至った知人もいます。人口が少なく、嫁不足が深刻な地域なのでそうしたお見合いでも需要があるんでしょうね」
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■お見合いの様子はどうだったか?
「その業者と電話でお見合いの日程などを話し合って、当日は相手の女性と業者の3人で寿司店に行きました。お見合い相手は20代の中国人女性でしたが、お互いあまり気が合わなかったので今後発展はなさそうです。
ちなみに、紹介料が2万円で、その後結婚に至った場合は10万円程度支払うという料金システムでした」
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■そのお見合いをきっかけに結婚した人のその後は?
「もちろん、順調に結婚生活を送って子供も生まれたという話も聞きますが、相手が外国人なので文化の違いから離婚してしまったというケースもあるようです。都会出身の奥さんが田舎暮らしに耐えられなくて自分の国に帰ってしまったり。
田舎だと近所付き合いが必須ですし、日本人でも他の地方から来た奥さんはなかなかなじめないようですから、外国人であればなおさら苦労するのかもしれません」
「突然自宅に電話がきて外国人とのお見合いを勧められる」という、都会の人なら怪しんで断りそうなシステム。ただ、お見合いパーティーなども開催されないような、嫁不足の地域に暮らす独身男性にとってはありがたい形式なのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙)