真岡鐵道が撮り鉄に痛烈警告!ルールを守ってる人は反論か
11日、真岡鐡道が公式フェイスブックで「撮り鉄」によって菜の花が踏み荒らされた画像をアップし、「好き勝手にやる人はもう二度と来ないでください」と強烈なメッセージを投稿。
同社によると、菜の花の踏み荒らしに加え、敷地内への不法侵入、近隣の路上駐車被害もあったそうで、今後は警察に警備を依頼する方針だという。
他社でも記念列車のイベントなどで「撮り鉄」が駅員や乗客を怒鳴る行為が問題視されているほか、昨年10月にはJR東北線で「美しい写真を撮るために」と線路内のロープを切断したうえの支柱100本を抜く事件も発生。
「撮り鉄」に対する風当たりは年々強まっている。
■撮り鉄に対するイメージは?
そんな「撮り鉄」について、世間はネガティブなイメージを持っているのだろうか。しらべぇ編集部では「撮り鉄はオタク界でもダントツで気持ち悪いと思うか?」調査した。
結果、「気持ち悪いと思う」と答えたのは約1割で、約9割の人は気持ち悪いとは思っていないことが判明した。
鉄道写真は本来美しいものであり、芸術性の高いもの。ルールさえ守っていれば、撮り鉄はいわば「芸術家」であり、気持ちの悪い存在ではない。それが、調査結果からも裏付けられた。
しかし、無法行為がこれからも続けば疑問の目を向ける人が増加してもおかしくはない。
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■撮り鉄に話を聞いてみた
実際に鉄道写真の撮影を趣味とする男性(40代)に意見を聞いてみた。
「まず言いたいのは、真岡鐵道の件のように侵入禁止区域に入るなどの無法行為を行っている撮り鉄はごく少数であるということです。
大多数の撮り鉄は、ルールを守って純粋に鉄道写真の撮影を楽しんでいます。ですが、車両の最終運行や記念列車の走行イベントでは乗客や駅員が車両に入ると『どけ! 邪魔だ』なんてヤジが飛ぶことは珍しくありません。
大体そういうことをいうのは小学生とか中学生で、集団心理もあいまってひどい言葉を浴びせることも多々ありますね。そういうときに静止する人もいるし、ほとんどの人はマナーを守っているので一緒くたにしてほしくはないですが、仕方ないかなあとも思います。
一部撮り鉄の無法行為がとりあげられるたびに、真面目な撮り鉄が色眼鏡でみられて、はっきり言って迷惑です」
真面目な撮り鉄が大多数のようだが、無法行為が続けば真岡鐵道のように「撮り鉄お断り」の措置をとる鉄道会社が増加する可能性は否定出来ない。
ルールを守った写真撮影をお願いしたいものだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代男女1353名