勧誘から束縛まで…大人になってから友人と絶交した理由
子供のころはちょっとしたケンカで、「絶交する」なんて言い合ったこともあるもの。だが次の日にはそんなことは忘れ、仲直りしていることががほとんどだったはずだ。
それが大人になると、絶好なんて簡単に口にできるものではなくなるだろうが、経験者はどれほどいるのだろうか?
しらべぇ編集部が調査をしてみると…
大人になってから友達と絶好した人は、全体で約2割。もし相手と気まずくなっても自然と会わなくなるのが一般的なのか、よほどの事情がない限り、わざわざ絶交をするには至らないようだ。
■年齢を重ねると絶交の経験も増える
同じ質問を年代別で比較してみると、ある年代で一気に割合が増えていることが明らかに。
60代以上は3割の人が、大人になってから絶交をした経験があるのだ。長い人生を生きてきただけあり、それだけ人間関係のトラブルも多く抱えてきたのだろう。
それではどのような理由で、絶交をしたのかを見ていこう。
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■お金と時間にだらしない人は気をつけて!
お金の貸し借りは、大人ならではの理由である。
「保証人になり、こちらが返済した」(男性60代)
「お金を盗まれた」(男性20代)
また「時は金なり」とのことわざがあるように、時間も絶交の原因に。
「ドタキャンばっかりするから」(女性40代)
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■恋人を取られて絶交!
恋愛のもつれは、いつの世もある話だ。
「恋人を取られた」(男性60代)
さらに道ならぬ恋に溺れると、周囲が見えなくなる人も。
「私とのランチやお出掛けが、すべて不倫相手と付き合うためのアリバイ工作だったことがわかったから」(女性50代)
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■ねずみ講や新興宗教の勧誘がしつこくて…
ネットワークビジネスなどにハマり、すべての友達を失う話もよく聞く。
「ねずみ講の勧誘をしてきたので、縁を切りました」(男性20代)
「友人が新興宗教にはまり、勧誘をしてきた」(女性60代)
周囲が見えなくなるくらいハマると、相手の気持ちがおざなりになる。ただ相手の好きなのもを、やみくもに否定してもいけない。
「好きなものを侮辱されて、ボコった」(男性30代)
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■時の流れで相手の性格が変わってしまった
長い付き合いの中、相手の性格が変わってしまうこともある。
「あまりにも横柄になってきたから」(男性60代)
また付き合っているうちに、相手の悪い部分が見えて絶交をした人も。
「いいように利用されていると思えたから」(男性40代)
■嫉妬心は友達にまで!
嫉妬心が強い人は、時に友達を独占したがる。
「相手が独占欲や依存性で、私を独り占めしたがった」(女性30代)
さらには、こんなことまで!
「友達の旦那との仲を疑われた」(女性50代)
嫉妬心をこじらせると、周囲にまで迷惑をかけるので気をつけたいものだ。
■メールの返信がないから絶交!?
他人からすると、ものすごく小さなことでも絶交に発展をすることもあるよう。
「メールを返信しなかったから」(男性30代)
「年賀状を返さなかったという理由で」(男性60代)
大人になってからの友人関係のこじれは、子供のころのように簡単に仲直りできるものではない。お互いに相手を思いやる気持ちを、いくら仲が良くなっても忘れないでいたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)