クリスマスを恋人と過ごしたことない男女128人の意見「だから何?」「猫と過ごす」
「クリスマス、誰と過ごす?」当たり前のようにたずねる風潮
いよいよクリスマスが目前に迫ってきました。街を彩るイルミネーション、耳に入るだけでウキウキしてくるクリスマスソング、互いのぬくもりを確かめ合うカップルたち。そんな光景を見ていると、この季節特有の高揚感に包まれてくる人も多いのではないでしょうか。
この季節、頻繁に会話に登場するのが「クリスマスは誰と過ごすの?」という問いかけです。多くの方は「恋人とフレンチディナー」、「友達とパーティ」、「家族とチキン!」などと答えるのでしょうか。この質問、会話のなかで当たり前のようになされますが、ややおかしな風潮ではないかという指摘もあります。
クリスマスを誰と過ごすのかを、なぜ逐一公開する必要があるのか?それはまるで政治家にとっての政治資金収支報告書のように、たずねられればいつでも開示しなければならないものなのだろうか?という疑問です。
本来、キリスト教の一イベントに過ぎなかったクリスマスが商業化されたと言われるのが1970年代ごろ。恋人とディナーをし、夜はロマンティックなムードに包まれながらぬくもりを伴う行為をするもの、という物語が我が国で共有されるようになってまだ半世紀足らずです。最近では、こうした風潮に対して「クリスマスはまったり家族で過ごすもの」という主張を持つ人たちも台頭してきています。
それは、以前しらべぇ編集部で調査した以下の記事でも示されています。
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人生で一度もクリスマスを恋人と過ごしたことがない人たち
クリスマスの商業化は、主に恋人向けになされています。そのため、恋人と過ごすクリスマスのエピソードは世のメディアに溢れかえっていますが、一人で過ごしたという人たちのエピソードは闇に包まれたままなのです。
そこで今回は、クリスマスに恋人と過ごしたことがないという男女128人から伺った「ひとりぼっちのクリスマス」のエピソードをご紹介します。
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【パターン1】恋人なんていらない〜異性と過ごす日ではない!〜
●恋人と一緒に過ごしたいと思ったことがない(20代・男性)
●クリスマスを恋人と過ごすのが当たり前という風潮なんとかなりませんかね(怒)(30代・女性)
●クリスマスは教会のミサに行く日であって、異性と過ごす日ではない(20代・男性)
●別に付き合おうとも思っていないし(30代・男性)
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【パターン2】恋人ほしいけど…「放っといてくれ!」「だから何?」
●恋人と過ごしたことないけど。だから何?(30代・男性)
●寂しいので、自宅から出ない(20代・女性)
●そもそも女性とお付き合いしたことすらないので、クリスマスに誰かと過ごすとか考えられない(30代・男性)
●彼女いない歴31年、クリスマスは残業でクルシミマスになっている(30代・男性)
●イブの日にコンサートに行ったらアーティストに「恋人と来た人!」と振られた。会場でほとんど手が上がらなくて「さみしいですね~」と言われた。 そんなさみしい自分を見たくないのでクリスマスの時期にコンサートを開催するのはやめてほしい(20代・女性)
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【パターン3】テレビを見る!〜明石家サンタよ、いつもありがとう!〜
●いつも明石家サンタを見ながら過ごしている(20代・男性)
●毎年明石家サンタを楽しみにしてる(20代・男性)
【パターン4】一人で楽しむ!〜ヒトカラを嗜む、猫と過ごす他〜
●少しさびしさを感じるときもある(40代・男性)
●全然異性にもてず、クリスマスは毎年 1人でヒトカラなど孤独に過ごした。 自殺しようと思ったが死にきれず、今に至る(50代・男性)
●一人カラオケでクリスマスソング熱唱が慣例(60代・男性)
●猫と過ごすものだと決まっている(20代・女性)
一人ぼっちのクリスマスを謳歌する大人たち
クリスマスを恋人と過ごしたことのない人の中には、ヒトカラや猫と戯れるなど自分独自のクリスマスを楽しむ方法を見つけ出し、12月24日を謳歌している人も少なくありませんでした。世間の風潮に抗い、主体的にクリスマスと向き合う彼らの姿に、自立性と大人としての成熟感を見出した方もいるのではないでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、いまや約3世帯に1世帯が単身世帯と言われる現代日本。今後「ひとりぼっちのクリスマス」を過ごす方はますます増えそうです。となると、「クリスマスは恋人と過ごすもの」という意見に違和感を持たれる日が訪れるのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(火)
対象:全国20代~60代の男女 恋人や異性とクリスマスを過ごしたことのない128名
(文/しらべぇ編集部)