ギリシャヨーグルトみたい！スリランカの「カード」が絶品

一時期ブームになり、今では定番化してきているギリシャヨーグルト。普通のヨーグルトよりも濃厚な味わいが特徴だ。

そんなギリシャヨーグルトに負けないほど濃く、さっぱりした後味が特徴的なのが、スリランカのカード。ミーキリとも呼ばれ、水牛の乳を使って作られるヨーグルトだ。

■スリランカでは陶器にいれて販売

スリランカの売店で買うと、どっしりとした分厚い陶器ごと渡される。スプーンが立つほど濃厚なヨーグルトの上には、キトゥル・ハニーという椰子の花蜜からとったシロップがたっぷり。見た目だけだとプリンのようだ。

ひとくち食べてみると、シロップは優しい甘さで、水牛のヨーグルトの濃厚さと合う。これならいくらでもいける…と思うほど。現地ガイドいわく「僕たちにとって、これは別腹！」だそう。

■容器は投げ捨てる！

カードを入れている陶器は土製だ。程よく水分を吸収するため、容器として最適だという。そのため、1回限りの使い捨てになる。

ではゴミとして捨てるのかというと、そんなことはしない。カードを売る店はほとんど野外であり、なんと、食べ終わったら地面に投げ捨てるのだ！　そうすれば土に還るとのことだが…辺り一面に破片が落ちている光景は、ちょっと異様。

ただ、実際にやってみるとかなりスッキリ！　これだけでもストレス解消になりそうだ。

■日本でも食べられるお店が

このカード、日本でもスリランカ料理のお店で提供されている。もちろん、入れ物は陶器ではないので投げ捨ててはダメ。ヨーグルトの上にしっかりとキトゥル・ハニーがかけられ、ちょっとおしゃれなデザートになっている。

スリランカ人だけでなく、日本人も別腹な味のヨーグルト「カード」。一度食べてみると、やみつきになってスリランカに行きたくなってしまうかも。

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（取材・文／しらべぇ編集部・たつきあつこ）