五郎丸のフランス移籍にファン落胆「今シーズンもみたかった…」
18日、ヤマハ発動機ジュビロに所属しながらスーパーラグビー・レッズでプレー中の五郎丸歩が、社員として所属していたヤマハを退社、フランスの強豪トゥーロンに移籍することが判明した。
もともと、スーパーラグビーはジャパンラグビートップリーグのシーズンと被らないことから五郎丸も参戦することができていた。しかし、フランスのラグビーリーグは一部重なってしまう。
その結果、今後日本でその姿をみることができなくなる可能性は高い。
■ワールドカップの活躍でスターダムに
サッカーなどと比較すると人気がなかったラグビーだが、2015年のワールドカップで世界ランキング2位の南アフリカに勝利し注目度が急上昇。アメリカにも勝利し、人気が爆発した。
そのチームを牽引したのが、独特のルーティンでペナルティキックを成功させつづけた五郎丸だ。
ルックスのよさもあり、現在では多数のCMに出演するなど、一躍スターダムにのしあがった。また、ワールドカップ後に開催されたトップリーグも観客動員数が大幅に増加。関係者は、ほくほく顔だったそうだ。
■ラグビー人気低下を危惧する声も
ラグビー人気が上昇したのは事実だが、報道はつねに五郎丸に集中。主将のリーチ・マイケルやスクラムハーフとしてチームの司令塔役に徹した田中史朗、ウイングの山田章仁らの名前はあまり広まっていない。
しらべぇ編集部がワールドカップカップ後に行った調査では、五郎丸以外のラグビー選手を知らない人は各世代で3割から5割程度存在。60代にいたっては、6割に迫る。
五郎丸が日本のラグビー界から離れるとなれば、せっかく増加したトップリーグの観客動員数が減少する可能性もある。関係者は今、頭を悩ませているのかも。
■ラグビーファンからは厳しい指摘
フランス移籍ついて、ラグビーファンのAさんに聞くと厳しい言葉が返ってきた。
「五郎丸はレッズでスーパーラグビーに参戦していますが、先発で出場することはほとんどありませんし、ディフェンス力やフィットネスなど、通用していないのが現状です。また、英語がまったく喋れないこともハンデになっています。
今後移籍するトゥーロンは非常にレベルの高いチームで、タレントも豊富。おそらくリザーブ要員としての獲得と思われるので、レッズ以上に厳しい立場に置かれると思います。個人的には、日本でラグビー普及に務めたほうが彼のためではないかと」
五郎丸はファンの厳しい声を覆すことができるだろうか?
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(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1340名(有効回答数)