どこまで続く?地元の男性「今日の姫路城」欠かさずアップで100日に

2016/05/26 11:00


姫路城
©姫路の種

兵庫県姫路市の男性が5月25日、自ら運営する地域情報メディアで地元・姫路城の様子を欠かさず毎日、紹介し続けて100日を達成した。


■個人ブログが「メディア」に

地域情報メディア「姫路の種」のスクリーンショット
※画像は地域情報メディア「姫路の種」のスクリーンショット

男性は、姫路市在住の絵描き(イラストレーター)の「ブドウちゃん」で、メディア名は「姫路の種」。以前から「アメブロ」内に設けていた個人ブログをWordPressへ移し替えてリニューアルすることで、2015年11月にスタートさせた。

リニューアルのきっかけは、ブドウちゃんが前職で笑い芸人として活動していた当時の先輩から受けた助言。個人ブログを地域情報メディアへ進化させることで地元に貢献できると勧められ、即座に実行へ移したという。


■写真で「今日の姫路城」

姫路城と和船
©姫路の種

リニューアル後は、飲食店や物販店の新たな開店・閉店やイベント情報など地域に密着した情報を配信。今年2月16日には、国宝・世界遺産として年間280万人以上が訪れる姫路城の様子を毎日、写真と記事で紹介するコラム「今日の姫路城」も設けた。

コラムは、5月25日で「100日」に。城のビュースポットや城内で開かれたイベントの様子などを中心に欠かさずアップが続いている。


■意外な「眺め」も

ミニチュア姫路城
©姫路の種

コラムが紹介するビュースポットは、定番スポットのほか観光客が訪れない住宅地などからの眺望も積極的に開拓。意外なところから遠望してみせたり、既存の「姫路城十景」に加え、新たな十景の提案を目指すなど、知られざる情報の提供もある。

神姫バス本社屋上
©姫路の種

普段は立ち入ることができないビルの屋上などにも持ち前のバイタリティーで恐れることなく訪問。許可を得てよじ登り、撮った写真は貴重といえる。

姫路城のキツネ
©姫路の種

珍しいところでは、城内に生息するキツネやネコの生態にも着目。温かいまなざしを注ぐ場面もある。


■「もうやめたい」?

大手前通り
©姫路の種

「姫路の種」の月間PV(ページビュー)数は3月、リニューアルから4カ月で9万8000ビューに。10万ビューの大台へ迫る。

100日達成
©姫路の種

そんな中、「『今日の姫路城』はやめたいのが本音。本当にしんどい。いよいよしんどい」と漏らしたこともあるブドウちゃんだが、100日達成の記事では「活路が見えてきた。読者からの情報提供を新たに求めるなどして、200日を目指したい」と気持ちを新たにしていた。

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(文/しらべぇ編集部・前田昌宏

取材
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