公開27週目なのに!快進撃を続ける『ガルパン』の魅力とは

2016/05/25 08:30


画像は『ガールズ&パンツァー』公式サイトのスクリーンショット
画像は『ガールズ&パンツァー』公式サイトのスクリーンショット

アニメ映画『ガールズ&パンツァー(以下、ガルパン)』が、とんでもない記録を打ち立てた。

この映画は昨年11月21日より公開されていたが、5月21日より異例の全国153館での上映&再上映。4DX効果マシマシ版、生コマフィルムのプレゼントなど、公開27週目とは思えないお祭りを開始したのだ。

それだけでもすごいが、なんと映画興行収入ランキング(2016年5月21日~5月22日、興行通信社提供)で9位に返り咲き!

なぜこんなにもガルパンは愛されるのか。しらべぇ取材班は、その魅力をファンだという30代男性に聞いてみた。


■ガルパンはいいぞ!

「とにかく、ガルパンはいいぞ。この一言に尽きます。これ以上は言えません。というか、言えないんです。


第1弾〜第3弾まで前売り券を発売しており、そのために10枚近くチケットを購入していた人もいます。でも、その枚数では足りなくなってしまったという人も」


ガルパンでは、茶道や華道のように「乙女のたしなみ」として戦車道がある。戦車道では実際に戦車に乗り、実弾を使って戦うのだ。

TVアニメ版では、大洗女子学園に転校してきた女子高生・西住みほを中心に、戦車道の全国大会優勝を目指す少女たちが描かれた。

映画公開直後から、Twitterなどで感想を伝えるのに使われたフレーズ「ガルパンはいいぞ」。キャラクターのかわいらしさと熱い友情、そんな彼女たちが戦車に乗るというギャップがたまらないのだ。

映画では「3分で振り返るガールズ&パンツァー」が冒頭で流れるため、今までアニメを観ていないという人でも楽しめる。


■4DXはもっといいぞ!

「4DXでは、座席が映画のシーンとリンクして前後や上下左右に稼働するんですが、戦車の揺れが伝わってきて一緒に乗り込んでいる気持ちになるんです! お風呂のシーンでは石鹸の匂いがしてドキドキしちゃったり。


4DXで観ると、今まで以上に入り込んでしまいます。21日からの4DX効果マシマシ版は行かないわけにいきません」


実際、4DXでの上映が始まったときも興行収入ランキングで8位に浮上。どこの劇場も完売しており、「チケットが取れない!」なんて悲鳴も。

効果マシマシになった今回も、5月21日・22日のチケットはほとんどの劇場で売り切れていた。


■完全新作で上映時間が長い!

「最近、TVアニメの映画化はすごく多いです。ですが、総集編であったり、上映時間が1時間に満たなかったりがほとんど。


そんな中、ガルパンは完全新作の上に2時間ですよ!」


最近増えている深夜アニメの映画化。上演時間が1時間に満たない作品が多く、がっかりしてしまうことも。しかしガルパンは2時間の完全新作であり、アニメファンは大喜びなのだ。


■何回観てもドキドキする

「何回も観ているのに、『今回こそ負けてしまうんじゃ?』とドキドキしてしまうんです。結末が変わることはないってわかってるんですが、それでもハラハラした気持ちで応援してる自分がいます」


何度も観ている人たちが揃って言うのが、これ。何回も観ているのに、「今回は負けてしまうのでは…」とドキドキしてしまうくらい入り込んでしまうのだ。これが、「もう一度観たい!」という気持ちを呼ぶのだろう。


もちろん、劇場版ガルパンがここまで人気なのは、これだけが理由ではない。多くのファンに愛されており、その気持ちを裏切ることのないスタッフの想いがあるからこそ、ここまでの記録を達成したのだろう。

5月27日にはBlu-ray&DVDも発売されるガルパン。ちょっと興味はあるけど観たことがないという人は、ぜひ劇場に足を運んでほしい。

・合わせて読みたい→ガルパン聖地が苦情によりコスプレ禁止!理由「女装やパンチラ撮影が横行」

(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ

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