やる気のある日とない日の差が激しい PMSがひどい女子の苦悩

2016/05/31 05:00


やる気の差
©ぱくたそ

日々の生活で、「今日は、なんだかやる気がない」と感じることはないだろうか? そんな自分を責めて、さらに気持ちが低下する悪循環。

しらべぇ編集部では、「やる気のある時とない時の差が激しい」人がどれほどいるのか調査を実施してみたところ点。


■やる気が安定しない人に女性が多い一因とは?

男女間では「やる気」に大きな差が見られた。

やる気の差男女別グラフ

男性よりも、女性のほうがやる気の差が激しい人が多いと判明。女性は気持ちを安定して保つのが、むずかしいのだろうか?

その答えは、性年代別の割合で見えてくる。

やる気の差性年代別グラフ

どの年代でも、女性のほうが多い割合。しかし、50代からだんだんと減り、60代以上では2割程度に落ち着いている。

女性の閉経時期は50歳前後と言われており、そのことからも生理がやる気を落とす原因の人が多いと考えられるだろう。

生理が近づくと、PMS(月経前症候群)の症状が現れる女性もいる。体調不良のほかにも、落ち込みやイライラなど精神的な症状もあるPMS。ひどい人では、仕事が手につかない人も。

また生理中は生理痛になり、腹痛などの症状に悩まされる人もいる。もちろん、ほかの理由でやる気の差がある人も多いだろうが、生理は女性にとって日常生活にも影響をおよぼすものなのは間違いない。


■PMSの落ち込みでやる気が低下…30代女性の場合

編集部が取材し30代女性は、PMSで悩んでいた。

「生理前になると、腰痛などの体の症状のほかに、気持ちの落ち込みがひどいんです。職場で普段なら言われても落ち込まないことも、PMSの時にはつらくてトイレで泣いたことも。


自分でコントロールをするのはむずかしいので、婦人科で相談をしました。今はピルを処方してもらい、飲み続けています」


その結果、PMSの症状は緩和したという。

「症状は安定し、仕事への影響はなくなってきました。ただ『ピルを飲んでいる』と言うと避妊のためと勘違いする人もいるので、会社では誰にも言っていません」


■やる気がある日もない日も、同じように仕事がある…

また日々の調子に波を感じる40代男性は、次のように語る。

調子がいい時もどん底の時も、同じように仕事の量がある。そこはみんなが、悩んでいると思います。


ビジネス本で安定したパフォーマンスを出す方法が書かれたものも多いですが、それだけ毎日、いい調子でいるのは大変だということですね」


調子が出ない日があると悩んでいる人は、今回の結果を見て同じように思っている人がいると思えば、少しは楽になるのではないだろうか。

・合わせて読みたい→生理とは違う!女性の悩み「PMS」を知らない男性が多すぎ

(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

qzoo【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)

仕事生理調査やる気
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