今年の夏は史上最大の暑さ?今からできる夏バテ対策は…
9日、一部報道機関が今年の夏が「30年に1度の異常気象」といわれた2010年の猛暑を超える可能性が高いと報じた。
その理由はラニーニャ現象が発生するためで、影響をうけた太平洋高気圧が例年よりも北側に張り出し日本全国を覆うため、かなり暑くなるのだそう。
また、NASAも今年5月に「2016年の夏は史上最大の暑さになる」と予想。猛暑になるのは、確実とみられている。不安なデータが揃っているだけに懸念している人も多いようだ。
今年の夏は猛暑になるという噂を聞いて死んだ。夏が終わったら生き返して欲しい。大丈夫、教会に行って御布施をしたら生き返ると聞いたことがある。
— デスエリンギことDIE吉 (@d_e_diekichi) June 9, 2016
■2010年の暑さを振り返ると…
気になってくるのは、2010年の夏がどのようなものだったのかである。同年は1898年以降で6月から8月までの平均気温がもっとも高くなり、連日猛暑日を記録。
日本屈指の暑さで知られる埼玉県熊谷市では、観測史上最多となる猛暑日41回を記録。真夏日も85回記録し、まさにうだるような暑さになった。
もちろんこれは熊谷だけではなく全国的なもので、気温の低い北海道でも真夏日が20日を超えた。まさしく、「30年に1度の異常気象」だったのだ。
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■夏バテする人が増える?
昨年も東京地方で歴代新記録となる8日連続の猛暑日を記録したほか、29日連続真夏日など、とにかく暑い夏だったことは記憶に新しい。
それ以上ということになるとバテるのはもちろんのこと、熱中症で生命の危険もあるだけに注意が必要だ。ちなみに、しらべぇ編集部の調査によると、昨年「夏バテした」した人は、3割存在。
2016年の夏が観測史上最大級の暑さとなれば、この割合が激増するのは確実だろう。
■今のうちから対策を
聞いているだけで冷や汗の出そうな猛暑話だが、実際のところ本当にラニーニャ現象が発生するかは不透明で、まさかの冷夏になる可能性もわずかながら残されている。
気温が上がり過ぎないことを祈るばかりだが、楽観してもいられない。今から体力をつけておく、冷房器具をメンテナンスしておくなど、夏を乗りきる対策を立てておきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:20代~60代の男女1413名(有効回答数)