コンビニアイスはどれが一番ウマい?1ヶ月かけて検証(9日目)
1ヶ月間、毎日コンビニアイスを食べてNo.1を決めるこの企画。今まであえて超定番の商品は避けてきたが、そろそろ満を持してレビューしてみたい。
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■夏アイスの帝王「ガリガリ君」
赤城乳業から発売されている「ガリガリ君 ソーダ味」。25年ぶりに値上げされ、現在の価格は70円。社員総出で頭を下げた謝罪動画は大きな話題となり、「ガリガリ君」がいかに愛されているかがよくわかる出来事となった。
年間5億本以上、販売されているこの商品。もはや国民食と言ってもいいほどであり、今さらその味をレビューするのも野暮に思えるが、じつはこの記事を書いている記者岡本には、重要な隠し事がある。それは…
「生まれてから1本もガリガリ君を食べたことがない」
ということだ。国民1人あたり年間4本食べ、1日あたり1369863本消費、毎秒16本胃袋の中に消えていくこの国民的アイスを、まだ一度も食べたことがない。
アイス企画を行なっている人間にあるまじき経歴だが、別になにか理由があったわけではない。単に縁がなかっただけだ。だからこそ、味を新鮮に感じることができると言える。(むしろ逆に適任かもしれない)
あまりに馴染み深いこの外見。一口食べると、甘めのソーダ味が口の中に広がり、すっと冷たさも伝わっていく。しばらく食べると、汗ばんだ体がすっかり冷えてしまったほど。
柔らかい部分とガリガリした部分の絶妙なハーモニーが、病み付きになる。おそらくほとんどの人が知っているだろうが、中のかき氷をアイスキャンディで包んでいるため、溶けて手が汚れることもない。
りんごやライムの果汁なども入っているためか、「甘いがそれだけじゃない」絶妙な味になっている。ただただ甘いだけだと、何十年間もここまで愛されなかったに違いない。
一言で言うなら、文句なしのウマさだ。一昨日の「ロッテ グッドプライスバニラバー」と同じく、「結局最後は定番がいいのでは?」と思えてしまう結果になった。
【総評】
「ガリガリ君 ソーダ味」(赤城乳業)
味:★★★ コスパ:★★★ 驚き:★☆☆
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)