手作り弁当の5%はウソ!日本人は他人のランチに干渉しすぎ?
節約や健康指向の観点から、勤め先や学校に弁当を持参する人が増えている。朝起きて色とりどりのおかずをランチボックスに詰める姿を想像すれば、家庭的で優しいプラスの印象を受けるのは間違いないだろう。
意中の相手でなかったとしても、一瞬はその人が自分のために料理を作ってくれる生活を妄想してしまうはずだ。そんな一部の妄想家に夢を与える手作り弁当だが、重大な偽りが隠されているケースがあるというから驚きだ。
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■20人に1人は嘘の経験あり
全国の20~60代の男女1378人に調査を行なったところ全体の約5%が「弁当を自分で作っていると嘘をついたことがある」と回答した。甘い生活までイメージまでした人間を裏切る結果である。
しらべぇ取材班は、エセ手作り弁当常習犯だという3人に話をきくことができた。
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■お弁当を作っているのはじつは……
「『ダイエットのため』と言って職場では自分で作っていることにしていますが、実際は母に作ってもらっています。アラサーにもなって母に世話になっていると思われるのは恥ずかしいので。母も純粋にお弁当作りを楽しんでいるし、なんの問題もないかな」(27歳・OL)
「付き合って3か月の彼氏にお弁当を作ってほしいと言われたけど、私は料理経験なしで卵焼きさえ怪しいレベル。でも彼に嫌われたくなくて、お母さんに作ってもらっています。
彼は『おいしい』と言ってくれるのですがやっぱり自分への褒め言葉ではありませんから心苦しくなります。いつか本当に自分で作れるようになるために今は母を手本にして勉強中です」(19歳・学生)
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■むしろ被害を受けていると訴える男性も
「節約のために1度だけ弁当を作ったことがあるのですが、それをおしゃべりな女性社員に見られたのです。すると瞬く間に僕が弁当男子だと噂が広まって……。やたら褒められて引くに引けない状況になってしまいました。
最近はスーパーで買った惣菜を弁当箱に移し替えることでやり過ごしていますが、コストも時間もかかるので困っています。日本人は他人の昼食に興味を持ち過ぎですよ」(25歳・会社員)
つい張ってしまった意地や見栄がジワジワと本人を苦しめることになるようだ。自分を守ろうとしてついた嘘が、必要以上に相手を期待させてしまっていることにはやく気づくべきかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・大久保彩乃)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1378名(有効回答数)