職場結婚したら女性は退職？新十津川町のルールに物議
北海道の新十津川町役場で、職場結婚した夫婦は必ず女性が退職していると判明。一部報道によると、その慣習は30年前から行われているらしい。
仕事を続けることを希望する人もいたが、なんらかの圧力があったらしく、断念させられたそうだ。
■役場側は退職勧奨を否定
新十津川町役場の総務課長は、女性が退職し続けている事実は認めたものの「勧奨は違法なのでしていない」と否定。職場環境が悪く、仕事を続けていくことが難しいのが原因ではないかと説明している。
しかし「上司から説得された」「研修で指導された」などの圧力をかけられたとする証言があり、両者の意識が異なっている模様。
退職強要が事実ならば、法律にふれる可能性もあるだけにネットユーザーからは怒りの声が噴出中だ。
妊娠じゃなくて、結婚で？ひどい。
新十津川町は個人的に応援したいマチなんで、、なんか残念ですわ。 ふるさと納税やってみようと思ったけど、やめちゃうぞ！ >RT— まゅげ@免許試験技能合格🚘学科受けて取得へ🚗 (@mofu_mayu) June 24, 2016
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■社会人の出会いは職場が多い
一般的に社会人になると仕事に忙殺されるため、恋人と出会うチャンスが減るといわれる。そんな状況で、結婚へと至るきっかけになる出会いの場所は、やはり職場だろう。
しらべぇ編集部の調査でも約4割が「恋人と出会ったきっかけは職場恋愛」と回答していることからみても、それは明らかだ。
それだけに「結婚したら女性が退職」というアイドルの恋愛禁止にも似たルールは、恋人のいない社会人には厳しく、「理不尽だ」という声がでてもおかしくない。
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■職場恋愛は苦労が多い？
新十津川町のケースをみても、職場恋愛は苦労が多そうだ。そこで経験者や職場に社内恋愛カップルがいた人に話を聞いてみた。
「自分が勤めていた会社は、社内恋愛のルールはないですが、ご法度みたいな雰囲気。でも同じ部署の後輩に一目惚れし、つきあってしまいました。
最初はいつも一緒にいられて楽しかったけど、彼女がほかの男性社員と仲良く話している姿や、出かけることに嫉妬したり、まわりの目が気になったり…。とくに男は『手をだした』と責められますし。
結局些細なやきもちが積み重なり別れてしまったのですが、いまだに一緒の部署で。正直、息苦しいです。職場恋愛なんてしなければよかった」（30代男性）
「うちは社内恋愛自由で、オープンにしている同僚2人がいました。上司も私を含めた他の人間も、表向きは応援。でも、飲み会のあとに2人で手をつないで帰ったり…心のどこかに『手を出しやがって』『みせつけがやって』というひがみが。
結局結婚して、2人ともまだ職場にいます。退職すればいいのにって思ってる人結構多いですよ。ほんとに面の皮が厚い人だなと思います。そのくらいじゃないと、社内恋愛で結婚できないのかな」（30代女性）
職場恋愛は嫉妬や別れたあとの気まずさなどリスクも大きいだけに、慎重になったほうがよさそうだ。
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（取材・文／しらべぇ編集部・佐藤 俊治）
【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年5月20日～2016年5月23日
対象：全国20代～60代の男女656名（有効回答数）
