人が本気で人を殴るときって？　母親が作ってくれた弁当を…グルアァ！！ほか

2015/01/08 19:00

「親父にもぶたれたことないのに！」という国民的アニメ『機動戦士ガンダム』の名セリフを耳にしたことのある人も少なくないだろう。人を殴るという行動に至るまでには、なにか大きな原因や感情があるはずだ。殴られたほうも、ただでは済まない。あなたは「本気で人を殴ったことがある」だろうか？　今回、しらべぇ編集部では、以下のようなアンケート調査を実施してみた。

【質問】
「あなたは、本気で人を殴ったことがありますか？」

殴ったことがある：19.7％
殴ったことがない：80.3％

ご覧のように19.7％、約5人に1人が誰かを本気で殴った経験があると回答した。

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人が本気で殴るときとは？

では、彼らはなぜ本気で人を殴ってしまったのか。回答者から得たフリーアンサーのうち、特に回答が多かった“殴ったシチュエーション”をまとめてみた。以下の状況に遭遇したら「自分は殴られる可能性が高い」と察し、細心の注意を払ってほしい。

からかい、ちょっかい、許せないッ…！！

「中学のとき、やたらとちょっかいをかけてくるクラスメイトがいて、あまりにイライラしたため、相手の顎にパンチを放ってしまった」（男性21才）
「人からしつこくちょっかいをかけられたときにブチギレた」（男性49才）
「小学校のとき、ふざけてからかってきた幼馴染と喧嘩」（女性23才）

相手はそのつもりがなくても、ふざけてからかっているうちに自分の心にはイライラが蓄積…。一定量のイライラを超えたとき、理性はダムのように崩壊し、パンチが飛び出してしまったようだ。

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後輩・部下だからってナメんじゃねぇ！！

「上司に『俺に逆らったらどうなるかわかってんだろうな』と言われてキレたときに殴った」（男性28才）
「先輩が何もしていないのに文句をしつこく言ってきて、最終的には蹴りを入れてきたので、つい…」（男性42才）

「こいつは立場的に俺には逆らえないだろう」と高をくくっていても、危険は潜んでいるようだ。いつもは従順な人でも怒りのスイッチが押されてしまったら、立場というストッパーはいとも簡単に吹き飛んでしまう。後輩をこき使いすぎているような人は特に注意が必要かもしれない。

母親が作ってくれた弁当を…グルアァ！！

「親の悪口を言われて、我慢できなかった」（男性37才）
「高校のとき、母親の作ってくれた筍ご飯弁当を勝手に食われたときに殴った」（男性57才）
「自分の母をけなされたので」（女性47才）

古くから「お前の母ちゃんでーべそ！」という悪口もあるように、親のことを悪く言われると場合によっては自分がバカにされるより腹が立つパターンもあるようだ。高校生の息子がケンカをして帰ってきたとき、その理由を聞くと「母ちゃんの筍ご飯、食われたから…」と言われたら、愛おしくて抱きしめたくなる母親もいるかもしれない。

絶体絶命。そのとき、不思議な力が宿った！！

「高校時代に帰宅途中で不良に絡まれました。タバコの火を押し付けられそうになり、怖くなって思いっきり殴って、逃げました」(男性27才)
「逆上した店員が刃物を持ち出したとき、やるしかないと思った」（男性57才）
「痴漢されそうになったとき、渾身の一撃をくらわせました」（女性29才）

自分がピンチになったとき、渾身のパンチを放ったケースもあるようだ。人は絶対的に不利な状況でも、追いつめられると何をしだすかわからない。

殴り合いのケンカは子供ならまだ許されるかもしれないが、いい大人がすれば、それは傷害罪にあたる。怒りが宿ったときはくれぐれも注意する必要があるだろう。

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2014年12月12日（金）～2014年12月15日（月）
対象：全国20代～60代の男女1500名

（文／しらべぇ編集部・八木彩香）