世の中捨てたもんじゃない!「電車で遭遇した」温かな人たち
さまざまな人が乗りあわせる電車。他人同士とはいえ、同じ時間を共有する人と人とのつながりの空間でもあるため、ほっこりとする光景もあるようだ。
しらべぇ取材班は、人々に「電車の中で遭遇した温かな人たち」を聞いてみた。
①ユーモア溢れるママさん
「わりと混雑した電車に、小さな赤ん坊を抱っこ紐で抱いたママさんが乗車。座っていた自分は『疲れているのに、席譲らないといけないのか…』と思ったんですが。
ママさんを見て一安心。抱っこ紐の真ん中にアップリケがついており『席は譲らなくて大丈夫です! 立ってカロリー消費! 産後ダイエット中…』とデカデカと書いてありました。
自分の弱い部分をみせて座ろうとする人が多い中で、こういう配慮ができる人は面白いし素敵だな…と感動しました」(男性・32歳)
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②心優しい老夫婦
「彼氏に振られた帰りの電車内でひとりで号泣していたら、杖をついた高齢の夫婦が近づいてきて。私の手に何かを握らせて、そのまま停車した駅に降りていきました。
手の中を見たら、3,000円と『これで美味しいものでも食べて元気出して。あなたの人生はまだまだこれから』と走り書きが。
かれこれ8年くらい前ですが、今でも大切にしています」(女性・29歳)
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③人は見た目ではない
「電車内に金髪でアクセサリーを大量につけた若いカップルが。内心『うわ…トラブル起こしそうで怖いな』と思っていたんですが…
優先席が空いたときに、『あそこ空いたね。座る?』『あそこは優先席だから、俺らが座るべきじゃない。立ってよう』と笑顔で。
その後、清楚系の女性が乗ってきて優先席にドカリと座り、次の駅でお年寄りが乗ってきても寝たふり。人は見かけじゃないことを学んだ瞬間です」(男性・28歳)
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④見事な連携プレーで女性を救出
「電車がトラブルで遅延したのと終電の混雑があわさり、車内は足が宙に浮くほどの混雑になったことがありました。最寄駅についたときには、車両の真ん中で身動きもとれず…。
泣きそうになっていたら、付近のオジさんたちが気づいて、『ひとり降ろしてあげてー』と周りに声をかけあってくれたり腕を引っぱったりしてくれて、下りるのに協力してくれました。
私は右往左往するだけでしたが、世のお父さん世代は社会経験が長いだけあって、やはり頼りになるんだな…と尊敬するようになりました」(女性・24歳)
電車は非常識な人ばかりが目についてしまうが、人同士の温かなつながりもある。このような良い思い出として人の心に残る人間になりたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)