あなたの仕事ロボットに奪われそう? YES派の特徴とは
進化し続けるテクノロジーに対する感度や捉え方が他の世代と違うのかもしれない。
人工知能(AI)の技術革新がすさまじい。あと10~20年でアメリカの総雇用の半分近くが機械化される可能性も指摘されている。この話を、自分の仕事に当てはめてリアルに感じている人は、日本にどのくらいいるだろうか。
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■ロボットにクレーム対応ができる?
約6対4で「できない」と考える人が多数派であると判明。できない派の声を聞いた。
クレーム対応をすることがある。怒り狂っている顧客にロボットが対応したら、火に油を注いでこっちまで乗り込んできそう。できることなら代わってほしいですけどね(笑)
営業職。うちの業界はお客さんと何回も会って、公私ともに仲良くなって大きな仕事となることがほとんど。だから、場の空気が読めて、相手の考えや感情を察知する能力がないと無理です。それをロボットができるイメージがちょっとわかない。
生身の人間の感情にまつわることで「ロボットにはできない」と考える向きがありそうだ。あるいはもしかしたら、奪われると考えたくない/信じたくないという心理も回答に影響しているかもしれない。
「できる」派の声も聞いてみよう。
経理の仕事はいつか確実に奪われると思う。せっかくとった資格が無意味になるとおもうと、悲しい・・・
自分は、設計に関する業務が中心。クライアントの希望をパターン化できるはずなので、AIの進歩がこのままいけばそのうち簡単に答えを出せそう。
ある法則性にのっとって判断・対応をしていく業種はやはり「奪われる」と感じやすいのだろうか。すでに起きている現実として、Amazonの倉庫でもロボットがすでに導入済みだそうだ。商品をピックアップから出荷までをおこなうことで20億円以上のコストカットにつながったという報道がされている。
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■20代の回答に特徴が
ロボットにも自分の仕事ができるようになると考える人の割合を、年代別に見ていこう。
20代だけ「できる」が上回る結果となった。30代~60代との落差は興味深い。人を動かすことや複雑な判断を迫られるマネージメント層の割合が、20代ではまだ低いことも影響しているのだろうか。
あるいは、進化し続けるテクノロジーに対する感度や捉え方が他の世代と違うのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)