公務員は静かに暮らしたい?のどかな環境に憧れる人々とは
「将来何になりたい?」という問いの答えは現実的なものから多少無茶なものまであるだろうが、「どんな生活で人生を終えたい?」となるとある程度限られてくるだろう。
「80歳を過ぎてからメジャーリーガー目指します」なんて言ったら、それはそれで立派だけれどさすがに厳しい。
老後の選択肢として思い浮かぶひとつが、自然に囲まれた場所への移住。都会のように騒々しくなく、マイペースで趣味に時間を費やせる。そんな環境に憧れる人は多いのではないだろうか?
そこでしらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,358名に調査を実施した。
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■公務員と自由業はのどかな場所に憧れている!?
老後をのどかな場所で過ごしたいという割合が最も高かった職業は公務員で、なんと過半数を記録。会社員に14.2ポイント差もつけているという圧倒的な数字だ。
公務員同士であれば、「将来どこに住みたい?」という話をもするのも盛り上がりそうだ。
次に多かったのが自由業。既に自由な環境で過ごしてはいるが、老後はさらに自由を求めて生きたい模様。仕事も老後も自分のペースを貫こうとする姿勢は格好いい気も。
ちなみに『アルプスの少女ハイジ』のアルムおじいさんは若いころ、酒や博打に明け暮れた時期があるらしい。
「家庭教師のトライ」のCMで軽快なラップを披露した同おじいさんだが、若いころからその「フリースタイル」思考は強かったのかもしれない。
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■エリア別は職業別以上のひらき
次にエリア別の数字を見てみると、職業別以上の差が生じていた。
のどかな環境を目指す傾向が特に強いのは東北や北関東で、ともに40%台後半を記録。喧噪の多い首都圏の数字は38.2%に留まった。
騒々しくはあるが、なんでも揃う都会からわざわざ遠くへ引っ越したいという気持ちは芽生えないということか。
一方で「あてはまる」の数値が低かったのは甲信越や四国。前者は富士山を初めとした山々があるし、後者には自然に恵まれた「お遍路」を持つ。
移住しなくても満足できる「のどか」さがあるのだろう。将来移住を考えている人は甲信越や四国の中から候補を絞るのもいいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・田村R)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1358名(有効回答数)