スイカに塩はオヤジくさい?愛好家が「おいしい」と反論
夏といえば、水着の女性。休みの日は「女子とモンスターをゲットだぜ」とポケモンGoをしながら海に繰り出す人も多いだろう。しかし、そんなことができるのは一部の「イケメン」のみ。
非リア充はクーラーの効いた部屋でスイカでも食べていたほうが健康的ともいえる。夏らしさを感じさせるスイカは、さっぱりとしたなかにほんのりと漂う甘みが特徴だ。
そんなスイカに塩をかけると「甘みが増す」といわれる。だが最近はそのようにして食べる人は、減っているとの指摘も。一体どのくらいの人が実践しているのだろうか。
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■スイカに塩をかけて食べる?
しらべぇ編集部の調査によると、スイカに塩をかけて食べることを好むのは50、60代の男性に多いことが判明。
逆に若者は1割程度しか塩をかけていない。今回の調査結果を見るかぎり、そんな食べ方を好むのは中高年の男性が多いようだ。
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■地域別で見てみると…
次に「塩をかける」と答えた人を地域別にみてみよう。
九州・沖縄がもっとも多く、続いて北関東、東海、東北と続く。全体的に関東から東北近辺の割合が高く、近畿から中国地区が低いことがわかる。しかし、最西の九州に行くと突然スイカ塩愛好家が突然増加。この理由は、まったくもって不明だ。
ちなみに塩をかける風習の起源についてだが、茶人千利休が飛喜百翁に招かれた際、砂糖をかけられたスイカをだされ、かかっていない部分だけ食べたのち「人を饗応する心がわかっていない。
西瓜に砂糖をかけて出したが、西瓜には西瓜の味がある」と憤慨したという逸話があるが、そこからなぜ塩になったのかはわかっていない。
また、この話は創作との話もあり真相は闇の中となっている。
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■スイカに塩をかけることが好きな人に聞くと
スイカ好きに塩をかけることが好きな50代のSさんに話を聞いてみた。
「 一般的に言われてますが、塩をかけると甘みが増すんです。かけすぎに注意する必要はありますが、個人的には小さじ1杯くらいが適量かな。
もちろん好みはそれぞれ違うけど、私はなにもかけないスイカよりもおいしいと思っています。ちなみにかけるようになった理由は、おじいちゃんがそうしてたから。おっさんくさいと言われることもあるけど、絶対こっちのほうがおいしい。
塩分は熱中症改善にも効果がありますし、理にかなっていると思います。先人の知恵というやつですよね。おっさんくさいと言われるけど、10代の息子は好んでかけています。くだらない理由で避けるのはもったいないのでは? まだ食べたことがないというなら、一度試してみることをおすすめします」
好き嫌いは人それぞれだが、試してみる価値はありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)