夏フェス前に覚えたい!有名アーティストも使用する注目ギター4選
世界的なフェスブームの中、日本でも野外フェス参加がひとつのトレンドになっている。ライブではアーティストが目の前にいるため、音楽だけでなく視覚的刺激も楽しめる。
アーティストのファッションはもちろんだが、より音楽性が現れやすい使用機材にも目を向けると、これまで以上に楽しめることは間違いない。
■エレキギターの種類を4つ以上言えるのは1割
だが、しらべぇ編集部が調査したところ、ほとんどの人がエレキギターの種類までは知らないことがわかった。とくに女性は5%にも満たず、男性の13.9%とは大きな差が。
たしかに、マニアックなリスナーか楽器をプレイする人以外は、知る機会がないかもしれない。編集部ではリペアショップに協力してもらい、代表的な4モデルを撮影。
写真左から順にご覧いただきたい。
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①Fender「ストラトキャスター」
通称ストラト。弦の振動をひろうためのピックアップは、シングルコイルが3つ。ノイズが混ざりやすい代わりに、温かみのある音が出る。
エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリクス、ジョン・フルシアンテなど、数々のギターヒーローが使用。シーンを選ばずに使える万能タイプだが、ピッキングのニュアンスが出やすいため、巧拙がわかりやすいギターでもある。
ブルース系プレイヤーや、どちらかというと玄人に好まれる傾向があるかも。
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② Fender「テレキャスター」
無骨で不器用なのにファンが多いテレキャスター。シンプルさが魅力。テレキャス、テレ、テリーとも呼ばれる。ジャキッとした歯切れのいい音が特徴で、コードをかき鳴らすタイプのギターボーカルがよく持っている。
たとえば、The Clashのジョー・ストラマー、凛として時雨のTKなど。ボーカル以外では、キース・リチャーズ、ジョニー・グリーンウッド、アベフトシなどが使用している。
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③ Gibson 「レス・ポール」
エレキギターの中でおそらく一番有名。ひょうたん型のボディに長方形のハムバッカーというピックアップが特徴的だ。約4〜5 kgあり腰痛もちにはつらいが、太い音が出てよくひずむため、ヘヴィーな音楽にも対応できる。
ジミー・ペイジ、ジョー・ペリー、スラッシュ他、邦楽ではPATA(X JAPAN)、細美武士(the HIATUS/MONOEYES)、マキシマムザ亮君(マキシマムザホルモン)などが愛用。
人気派生モデルのレス・ポールスペシャルは、ピックアップがフェンダー系のようにシングルコイル。真島 昌利(ザ・クロマニヨンズ)、奥田民生、藤原基央(BUMP OF CHICKEN)といった面々が使用している。
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④ Gretsch「G6120 チェットアトキンス」
いろいろな型があるが、ここではひとまとめに「グレッチ」と呼ぶ。フェンダーやギブソン系ギターより知名度は劣るが、とくにカントリーやロカビリーで愛用される。ロックでもちらほら見かけることも。
「fホール」と呼ばれる穴のあいた大きなボディと、音程を変化させるトレモロユニットが目をひく。空洞になっていることで、アコースティックギターのようなエアー感がプラスされる。
他と比べ扱いやすくはないことから、「じゃじゃ馬」と称される。使用ミュージシャンは、ブライアン・セッツァー、浅井健一、チバユウスケ(The Birthday)、Ken Yokoyamaなど。
これら以外にも有名モデルはいくつかあるが、ライブでアーティストが演奏しているギターがわかれば、楽しさが跳ね上がるはず!
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(取材・文/しらべぇ編集部・青木マダガスカル)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日〜2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1,352名(有効回答数)