デートDVはこんなにヒドい!10年もトラウマを抱えた女性が告白
配偶者や恋人からされるドメスティックバイオレンス。通称デートDV。自分は愛されているから我慢すべきだとか、どこの人でもあることというのは間違った考えである。
精神的、肉体的な暴力は相手が誰であっても許されないことだ。とくに恋愛経験が浅かったりすると、それが普通だと思いがちだが、後々トラウマになってしまったケースもある。
しらべぇ取材班は、かつてデートDVを受けたことがある30代の女性に話を聞くことができた。
■愛ゆえの行動だと思ってた
「学生のころに初めて付き合った男性からデートDVを受けていました。当時はこれがDVということに気づかなかったです。
デート中に、『ブス』『バカ』『デブ』という言葉を発せられることは日常茶飯事。私が着ている洋服が気に入らないとその場で服を着替えに戻らされたり、友達から連絡があると携帯を投げられたりしていました。飲食店で突然怒鳴りつけられたり、家に帰りたいのに軟禁されて帰してくれなかったことも。
怖いと思いつつも、当時はこれが付き合うということだと思い込んでいました」
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■10年経過した今でもトラウマに
「その後、なんとか別れることができたのですが、今でもトラウマになっています。友人たちはSNSに実名で登録していますが、10年経った今でも探られていたら怖いのでSNSは一切やっていません。
彼との出会いが学生時代のサークルの集まりだったのですが、誰と繋がっているかわからないので、関係のある友人たちとも連絡を取っていません。
初めてとはいえ、デートDVの情報があればすぐに別れていました。私の青春を返してほしいです」
少しでもパートナーの言動に違和感があっておかしいと思ったら、家族や身近な人に相談したり、ネットで調べるようにしてみよう。愛ゆえではなく、それこそがデートDVの可能性もあるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)