「本格派よりレトルトカレーが好き」な人のふたつの特徴
「カレー好き」を豪語する人は多くいるが、お店カレー派、家カレー派など、カレー好きにもさまざまいる。
そこでしらべぇでは、「本格的なカレーよりレトルトのほうが好き」だという人がどれくらいいるのかを、全国20代〜60代の男女1,376名に調査してみた。
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■レトルトカレー好きは6人に1人
すると、「本格的なカレーよりレトルトのほうが好き」だと答えた人は約2割で、6人に1人の割合に。
料理人が手間隙かけて作るカレーは味に深みがあり、素人には真似できないことも多い。また、カレーにもおふくろの味があり、他のカレーでは満たせない旨さがある。
大多数の人たちは、レトルトカレーよりもこれらのカレーのほうが好きだと答えた。一方で、レトルトカレーを選んだ人は、手軽にカレーを味わえることに魅力を感じているのだろう。
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■ファストフード好きは手軽が一番
また、編集部では特徴別の調査を実施。ファストフードが好きな人ほど、レトルト派が多い傾向にあるとわかった。
ファストフードはすぐに食べることができて、料理ができない人にとっては強い味方。カレーに置き換えて考えても、自分でいちから作るのに抵抗のある人ほど、レトルトカレーを選んでいる傾向にあるのかも。
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■高年収の人はレトルトのほうが好き？
さらに、興味深い結果が出たのでご紹介しよう。本格的なカレーよりレトルトが好きだと答えたのが、年収700万円以上の人に圧倒的に多かったのだ。
世間のイメージとして、高年収の人は常に豪華な食事をしているのではと想像しがちだ。
しかし、以前しらべぇで調査した「世間の認識と違う？ カップ麺を毎日食べる人の年収に衝撃」でも、高年収の人ほどカップ麺を食べていることがわかっており、「安い・おいしい・簡単」なレトルトカレーは、高年収の人をも引きつけるようだ。
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■高級本格派カレーに裏切られた人も…
多くの人たちは、高級店で食べる本格カレーは「おいしいに違いない」と期待しているはず。だが、ある店舗で高級本格派カレーを食べた人に話を聞いてみると…
「カレー好きなので一杯3,000円くらいの高級カレーを食べたことがあります。でも、今まで食べたことがないくらいマズくて、『お金持ちの人はこれをおいしいと思って食べてるの？ 見栄のため？』と思ったことが…。
もちろん、おいしい料理店のカレーはたくさんありますが、それから家カレー派に拍車がかかりました。あの店のカレーと比べたらレトルトのほうが断然おいしいです」（20代女性）
予想に反して味が微妙で、レトルトカレーのほうがマシだと思ったそうだ。
100円、200円を払うだけで好きなカレーが家で味わえる、人間の知恵と努力が作ったレトルトカレー。長年カレーのルーを発売してきた大手メーカーはもちろん、料理店が監修しているレトルトカレーも多く発売されている。
ひとつの袋の中に、本格的な味がぎっしり詰まっているのだ。お店に行かなくても満足だという人が一定数いるのもうなずける。「レトルトカレーは断固として食べない」という人も、試しに食べてみてはどうだろう。
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（取材・文／しらべぇ編集部・山吹彩野）
調査期間：2016年7月22日～2016年7月25日
対象：全国20代～60代の男女1,376名（有効回答数）
