素人の歌を聴いても…カラオケで他人の歌を聴かない人の意見
上司の一声により、飲み会の後に行くことになったカラオケ。他人が歌っているときに盛り上げる人もいれば、ほとんど聴かずにひたすら曲を選んでいる人もいる。
しらべぇ編集部では、「カラオケに行っても、他人の歌はほとんど聴いていない」かの調査をおこなった。
その結果、3割以上の人が他人の歌っているときにうわの空でいると判明。ただ残りの7割近くも人はきちんと聴いているので、一緒に行った全員が無関心という状況はなさそうだ。
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■高所得者はカラオケで人の歌を聴かない?
収入別では、社会の構図が垣間見える。
年収1,000万円以上の人では、半数近くの人が他人の歌には興味がないと答えている。また年収300万円以下の人が一番少なく、カラオケでさえ格差があると思えるのが悲しいところだ。
また、ジェネレーションギャップもある模様。
「若い世代の音楽は分からないから、聴いてもつまらない」(50代男性)
そこまでしてカラオケに行く意味がないような気がするが…
「自分が歌うのが楽しいけど、ヒトカラはさみしいし」(40代男性)
たとえ聴いていなくても、誰かと一緒に行きたいらしい。
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■素人の歌を聴いても…
カラオケで人の歌は大して聴いていないと答えた人にも、言い分がある。
「素人の歌を聴いても仕方がない」(30代男性)
「ものすごく上手でもびっくりするほど下手でもなく、なんのインパクトもない歌声を聴いてもなにも思わない」(30代女性)
若い世代の歌がわからないとの意見があったが、若い人も同じことを思っている。
「僕らの世代が知らない歌を歌われても、盛り上がれない。また、こちらも気を使って古めの歌をチョイスするなど面倒」(20代男性)
カラオケは上下関係がはっきりしたメンバーで行くと、接待の要素が入り心から楽しめなくなる。それなら同世代の友達となら、盛り上がれるのだろうか?
「音楽の趣味が合わないと、盛り上がれないですね。仲のいい友達はアニメファンやEXILEファンなど、バラバラ。なので集まったら買い物したりカフェで話したりで、カラオケにはあまり行かない」(20代女性)
若者のカラオケ離れと言われている。カラオケに積極的に行く世代が経験した「みんなが同じ曲を聴く文化」が、現代にはなくなっているのも原因のひとつであろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の複数人でカラオケに行ったことことがある男女954名 (有効回答数)