高知の謎名物「鍋焼きラーメン」ってなんだ?
「鍋焼き」といえば、うどん。と、全国では相場が決まっているが、高知県にはちょっと変わったB級グルメがあると言う。
それが、「鍋焼きラーメン」だ。
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■須崎市が押すご当地ラーメン
ラーメンなのに「鍋焼き」というこの変わったメニューは、高知市ではなく、東西に長い高知県でも中西部の須崎市の名物。
絶滅したニホンカワウソが最後に目撃された、自然ゆたかな地域だ。
そこで、しらべぇ取材班は道の駅「かわうその里すさき」でオススメの店を聞き込み。さっそく訪れてみた。
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■おみやげも空港で売られる「橋本食堂」
鍋焼きラーメンの元祖は「谷口食堂」だが、現在は閉店。こちらの橋本食堂は、空港や高知県アンテナショップなどでおみやげが売られる、歴史ある人気店。
昼どきはかなり行列するが、取材班は惜しくも間に合わず、この日は営業終了。
また、近くの名店「まゆみの店」も、この日は定休日。
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■高知市内でも食べられる
須崎取材は空振りに終わったが、高知市内にも鍋焼きラーメンが食べられる店はある。須崎市に本店がある「千秋」もそのひとつ。
メニューは、鍋焼きラーメンとご飯のみという潔さ。ちなみに、「並=少なめ」「大=普通サイズ」なので、注文の際は気をつけよう。
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■本当に「土鍋」で出てくる
オーダーして出てきたのは、まさに「鍋焼きうどん」の見た目。しかし、フタを開けると…
たしかにラーメンだ。具は青ネギとチクワ、細かく切った地鶏肉。真ん中に生卵が乗っている。
ストレートな細麺で、鍋焼き状態で食べるためか、やや硬めだ。
■「卵の混ぜ方」がポイント
卵の混ぜ方を間違えると、スープが白く濁ってしまうため、一度スープや麺に卵をひたし、うまく半熟状態にしよう。
微妙に火が通った黄身に麺をからませると、コクが出て絶品。あっさりとしていながらうま味がある鶏ガラスープともよく合う。
ご当地ラーメンとしての知名度はまだ今ひとつだが、他ではなかなか食べられないため、ラーメン好きにはぜひオススメしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)