野菜嫌いに多い!病気が見つかるのが嫌で病院に行かない人
体の調子が悪くて病院に行くときに、頭の中で「もし命に関わるような病気ならどうしよう」と不安になるのは仕方がない。しかしそれが嫌で、病院に行かないのは本末転倒だ。
しらべぇ編集部では、「悪い病気が見つかるのが嫌なので、できるだけ病院には行かない」と考える人を調査。
2割程度の人は、病気が怖いので病院を避けているのだ。どのような病院を恐れて、病院に行かないのだろうか?
■死亡率1位に君臨するあの病気が怖い!
見つかって怖い病気で、一番多く挙げられたのはやはりこちらだ。
「がん」(男性30代)
「ガン」(男性60代)
「癌」(女性50代)
回答をくれた人の8割程度が、がんと答えている。死亡原因の1位のがんを怖がる気持ちは、十分に理解ができる。ただ早期発見をすれば助かるがんも多く、病院に行かないと悪化してしまう恐れも。
「検査でがんが見つかったら立ち直れない」(男性60代)
「怖いから」(男性30代)
恐怖心から逃げたい思いが強いため、病院で現実を知ることからも逃げている人が多い。悪い病気かどうかは自分ではわからないが、「もしも」と考えただけで怖いのだ。
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■三大疾病への恐怖心
他の病気では、次のようなものが挙げられた。
「脳卒中」(男性40代)
「心筋梗塞」(男性30代)
がんを含めて「三大疾病」と言われ、生命保険ではこれらに特化したプランもあるほど。
「糖尿病」(男性40代)
「脂肪肝か肝炎」(男性30代)
生活習慣病を挙げる人も多いのは、次の結果を見れば納得ができる。
野菜が苦手な人は4割、ファストフードが好きな人では3割近くの人が、病気が見つかるのが嫌で病院に行かないのだ。
自分の食生活が悪いのは気づいているが、改善をするのも病気が見つかるのも嫌といったことろだろうか。
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■金銭面や医学への不信も
根っからの病院嫌いという人がいるが、病気が見つかること以外にも嫌う理由がある。
「お金がかかるし時間がない」(女性20代)
「どんな病気というより、なんでもないものを見付けられて、強制的に治療されるのが絶対に嫌」(女性40代)
金銭的な問題や医学への不信など、それぞれの事情で病院から足が遠のくようだ。
定期的に病院で健康診断を受けたほうがいいのは、言うまでもない。それを理解していても、人間は恐怖から回避する生き物なのであろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名 (有効回答数)