アップル、防水iPhoneへの意欲をチラ見せ 特許取得で
期待される「iPhoneの防水化」が現実味を帯びてきた。
代を重ねるごとに進化するiPhone。しかし防水性能を求める人々はiPhoneを選ぶことができず、ソニー・エクスペリアなど、防水性能を備えたスマホを選択するしかなかった。
そこへこの夏、米国アップル社が米国特許番号US009412183にて「水中で撮影した写真の色調を整える方法」についての特許を取得していることがわかった。
この方法はモバイル機器に特化したものではないとはいえ、昨年12月には自己修復機能を持ったエラストマー樹脂が防水バリアーを形成することで電子機器の各種端子挿入部からの水の浸入を防ぐ特許も取得していることから、「iPhoneの防水化」が現実味を帯びてきた。
■iPhoneブームの再来は?
防水性能の有無はスマホを選ぶ理由のひとつ。防水性能がないiPhoneを「水に濡らして壊して懲りた」という層が脱iPhoneし、乗り換えたというケースも少なからず見聞きする。
もしiPhoneが防水性能を手に入れると、状況の一変もあり得る。防水性能がネックでiPhoneに手が伸びなかった層には十分な「引き」となるだろう。
もちろん現在のiPhoneユーザーも便利になる。その上、カメラ機能に優れたiPhoneが上述の特許技術を用いて水中写真の世界にも「デジカメいらず」旋風を巻き起こすことになれば、再びiPhone3GSの頃のようなiPhoneブームが巻き起こるかもしれない。
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■「iPhoneに欲しい機能」は?
防水性能のほかでiPhoneに望む機能には、どういったものがあるだろうか。iPhone3G時代から新機種が出るたびに買い換えている「iPhone信者」の40代男性に聞いてみた。
「ズバリ、落としても割れない機能です。iPhone6 PLUSは購入して早々に手から滑り落ち、画面の角が欠けてショックを受けました」
「おサイフケータイ」「SDカードスロット」「ストラップホール」などが挙がるかと思いきや、「割れない機能」とは意外。iPhoneに限らず画面が網目のようにバリバリと割れたスマホを使っているユーザーは多い。防水性能の次にはぜひ、期待したいところだ。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)