大炎上中のアプリ「ゴルスタ」何があったの?元ユーザーに聞いた
中高生専用エンタメアプリとして人気を集める『ゴルスタ』。
その運営ツイッターの投稿が、「恫喝しているのでは?」と話題になり、激しすぎるユーザー管理や法律違反の疑いなど、各所で問題視されている。
https://twitter.com/micoochan/status/767197540768899072
そもそもゴルスタとは、どういうアプリなのか。どのような運営がされていたのか。しらべぇ編集部は、元ゴルスタユーザーの16歳少年に話を聞いた。
■ぶっちゃけゴルスタって何なの?
元ユーザー:中高生をターゲットにした、ライブ配信やアバター着せ替え、ピクチャーコンテストという様々なコンテンツを詰めあわせたアプリです。最初はツイッターの広告で存在を知って興味本位でアプリをDLしてみました。
自分は通学の時間を使って、みんなのツイートを見たり、ピクチャーコンテストに投票していました。ライブ配信をしてファンを集めることもありました。顔出しでライブ配信をしていると、コメントで中傷されることがあります。
個人的には居心地はあまりよくなかったです。でもゴルスタの中で同盟を作ったり、外部動画配信サービスのツイキャスでコラボしたり、楽しかったです。もちろん、同盟同士のけなし合いもありました。
同盟とはユーザー同士が勝手に人を集めて結成するチームみたいなものです。絵文字でマークを決めて、プロフィールに書くだけですが、仲間意識が芽生えるんですよ。
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■今回の炎上はなるべくしてなった
元ユーザー:運営による無差別アカウント停止事件がありました。通報すると運営が判断せずにアカウント停止していました。ファンの多い人たちが次々とアカウント停止されていったんです。
同盟のリーダーだった自分と他2人が同じ日に停止。また、あそこの運営はゴルスタユーザーがツイキャスをしていると、それをわざわざ確認しにきてアカウント停止するということもありました。
炎上のはじまりは、運営のそんなよくわからない基準のアカウント停止に対して、ユーザーの反感を買ったことですね。自分もアカウント停止されたんですが、その理由はまったく身に覚えのないものでした。
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■運営の対応に不満
元ゴルスタユーザー:アカウント停止をされたあと、運営に対して反省文を送ることができます。でも、反省しましたとか、どこが悪かったと思います、と送っても返事が来ないことがあるんですよ。ユーザーの真剣な想いを無視するんです。
でも、運営に対して不平や不満をツイートしてはいけません。運営は見ています。ゴルスタユーザーはゴルスタを肯定し続けれなければダメなんです。
ゴルスタを自分の居場所と言ってるユーザーもいて、今考えるとゾッとします。僕はアカウントを理由もなく永久停止されたことをきっかけにゴルスタを辞めました。
ゴルスタの雑すぎる運営はユーザ参加型サイトの初期運営を想起する。しかし、徹底的な違いとなっている、ユーザーへの縛り付けの大きさが今回の炎上へと発展していったようだ。
消費者庁への相談も多くされているというゴルスタ。はたして、どうなってしまうのか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)